7天然ふわふわミスだらけ男 ページ8
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有岡「やっぱ、凄えな。」
伊野尾「だよね、薮課長はあの優しい顔に、優しいオーラ、そして何よりちゃんと仕事ができるところがいいよな。よく言うブラック上司とは真反対。」
有岡「だよな〜、って、それもそうだけどお前も仕事早すぎ。お前本当に俺と同期なんだよな?」
伊野尾「一緒にみんなに挨拶しただろ。それとも老けて見える?」
有岡「いやいや、むしろまだ大学生とか高校生に見える。じゃなくて!俺が言いたいのは、お前もイケメン5に仲間入りしそうだよなってこと。」
伊野尾「普通に考えてそれは無いだろ。さっさと仕事しろ〜」
イケメン5は常に女性からの視線を集めてて人気だってすぐ分かるけど、俺はそんなことない。
てか、女性より男性から視線を感じる気がするくらいだ。
この中性的な顔のせいだろうな。
有岡「、、これ、、どれだ、」
女「あの、この部分間違えてないですか?こっちの数値と合わなくて、」
有岡「え!?あ、、確認しておきます。」
女「あと、先週の資料って、、」
有岡「あ、それは終わって、、るんですけど、どれだ?」
有岡の机の上は資料とメモとその他色々が、ブラック企業かと思うほど積み重なっていた。
伊野尾「その下から二個目のファイルじゃなかった?」
有岡「これ?あっ!」
ガシャッと音がつくくらい大きな音を立ててファイルや資料が机から落ちた。
にしてもすごい量だな。
有岡「すみません!すみません!あ、ありがとうございます。」
女「これですね。また確認しておきます。」
有岡「はい。」
髪の毛跳ねてるし、資料拾い忘れてるし、やっぱりおっちょこちょいだな。
伊野尾「もうちょっと頑張れないの?」
有岡「これでも頑張ってんの!」
伊野尾「さっすが、天然ふわふわミスだらけ男だこと。」
有岡「その名で呼ぶな。てかさ、そもそも変な二つ名付けないでくれないかな?」
伊野尾「そんなこと言ってないで、早く仕事に戻ったら?」
俺もそろそろ仕事に戻ろうかな〜
薮「伊野尾〜!これ完璧だったよ。上に出してくるから、俺が戻るまでは休憩してていいぞ。」
伊野尾「はい。あ、、有岡の仕事手伝っちゃダメですか?」
薮「良いけど、休憩しなくて良いのか?」
伊野尾「さっき休憩できたので大丈夫です。」
薮「じゃあ、手伝ってあげてくれ。有岡〜!良かったな。」
有岡「はい、お二人にはいつも感謝しかないです、、」
感謝されてるはずだけどめっちゃ睨まれてる。
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作者名:百折不撓(ひゃくせつふとう) | 作成日時:2024年3月14日 14時