6一緒に行く約束 ページ7
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山田「ねぇ約束したじゃん!」
伊野尾「ごめん。ほら、さっきも言ったけど、明日は一緒に行くから。」
山田「4年生の間は毎日公園のところまで一緒に行くって言ったじゃん!嫌だ〜っ、、う”っ、ヒック」
伊野尾「あぁごめんごめん!泣かないで、」
山田「いのちゃんの嘘つき!」
なぜこうなったのかというと、
昨日仕事が終わらず、今日の昼までには終わらせる必要があるためいつもより30分も早く行かなきゃいけないからだ。
山田と毎日途中まで一緒に行ってるんだけど、普段から結構早く行ってるのにさらに30分も早く学校に着くと暇だし先生方に迷惑をかける。
だから今日は自分でいつもの時間に家を出て鍵を閉めるように言ったんだけど、、
山田「やだ〜っ!!う”ぅっ、、ヒック、わぁぁ”、、」
伊野尾「ごめんね、でも他の人じゃダメなんだ。俺が行かなきゃダメなの。」
山田「な〜ん〜で!」
伊野尾「俺の仕事だから、、かな。ご褒美用意するから、ね?できることなら何でもするから。」
山田「じゃあ、、ヒックぅっ、、ハグして、頭なでて、、一緒に寝てくれる?」
小学4年生とは思えない発言、可愛いっ!
伊野尾「分かった。じゃあもう行かなきゃいけないから、帰ってきたらすぐにハグしようね。」
山田「頭もなでてね?」
伊野尾「うん、分かったw約束ね。行ってきます。」
山田「いってらっしゃい。」
ちょっと不安もある中、無事会社に着いてなんとかお昼までに終わらせることができた。
伊野尾「よし、、終わった。あ、課長終わりました。ご確認お願いします。」
薮「これは、昼間でのやつだったか?」
伊野尾「はい。」
薮「じゃあ今すぐ確認しておくから、少し休め。ミスがあったらこっちで直しておくし。」
伊野尾「いえ、大丈夫です。」
薮「休憩も大事だぞ〜?それとも上司の命令に従いたくないか?」
伊野尾「いえいえ、分かりました、ありがとうございます。」
さすが薮課長。
イケメン5に入っているだけあって優しいな。
顔も、発言や行動も、オーラさえも、全部優しい。マジでここで良かった。
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作者名:百折不撓(ひゃくせつふとう) | 作成日時:2024年3月14日 14時