検索窓
今日:34 hit、昨日:51 hit、合計:6,511 hit

3 ページ4

in.side
涼介くんが4年生に上がるほんの少し前、ついに預かる日が来た。


母「涼介、お兄さんに迷惑かけないようにね。」

山田「うん。」

母「何回か会いに来るし、電話たくさんしようね。」

山田「うん。」

父「涼介、ごめんな。」

山田「謝らないで。僕こそ、こんな無理してもらって、、伊野尾さんも、お母さん達も、ごめんね、」

伊野尾「大丈夫だよ、これからよろしくね。、、あの、なんで僕なのかまだ分かんないんですけど、でも、、ちゃんと責任持って育てるので。」


ご両親は笑って頷いてくださった。お別れの挨拶が終わって、涼介くんを家に案内した。


伊野尾「はい。ここが一緒に住む家ね。涼介くんの部屋はそこ。分かった?」

山田「うん!」


荷物は先に持ってきてもらって、ある程度箱から出して置いておいた。


伊野尾「ねぇ、涼介くん。どうして俺なの?」

山田「んーとね、好きだから。」

伊野尾「好き…?えっと、まだ6回くらいしか会ったことないよね?話したことも。」

山田「うん。あの、、何だっけ、ドラマとかでさ、、言うじゃん。えっと、んと、、あっ一目惚れ!」


この子が?俺に?

すでに頭パンクしそう。


山田「いつかいのちゃんと結婚する!」

伊野尾「それは、、難しいかな。あと、いのちゃんって何?」

山田「伊野尾さんだと距離感じるでしょ?」


この子笑顔が可愛すぎる。このままいくと本当にこの子に落ちてしまうんじゃ、

いや、ダメだ。男だし、相手はまだ未成年だ。


伊野尾「じゃあ俺は山田って呼ぶね?」

山田「な〜ん〜で?涼介で良いじゃん!」

伊野尾「ダメ。」


本当に好きになったらどうすんだ、あえて一定以上の距離を保たないと。

りょう、、いや、山田は異様にカッコいいんだよな。本当に小学生か?


山田「分かった、、でもいつかはまた下の名前で呼んでね。」

伊野尾「あぁ、うん。」

山田「いのちゃん、お腹空いた。」

伊野尾「もう夕飯の時間か、、何食べたい?」

山田「何でもいいよ!いのちゃんの作るものなら全部美味しく食べる。あ、トマトと納豆以外だけど。」


中身はまだまだ子どもだなw


伊野尾「分かった。」

山田「楽しみ〜。」

伊野尾「早く部屋を片付けておいで。」

山田「はーい。」

4出会い(高木)→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
114人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:百折不撓(ひゃくせつふとう) | 作成日時:2024年3月14日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。