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いきなり山田のお母さんから電話がかかってきたときはさすがにビックリした。
しかも話の内容も正直意味が分からなくて、なぜ俺?としか思えなかった。
母「・・・ということで、私にもよく分からないのですが、、養育費等はちゃんと払うので預かってもらえませんか?前払いでも構いません。」
伊野尾「本当に僕が良いって言ったんですか?」
母「はい。何回聞いても同じことしか言わなくて、」
俺の部屋は無駄に広いから困りはしないし、お金も払ってくれるなら負担はそこまで無いよな?
でも、、ん〜
伊野尾「ちなみに何年くらいになりますか?」
母「今のところは5年、、ですね。でも、もっと長くなるかも知れなくて、」
伊野尾「5年ですか、」
意外と長いな、、
伊野尾「子どもの育て方とかちゃんと分かってないんですけど、大丈夫、、ですかね?」
母「まぁ、しっかりしている子ですし、真面目で素直に育ててくだされば問題はありません。」
どうしよう、、でも、ずっと独り暮らしって言うのも寂しくなってきたし、涼介くんがそこまで言うなら、
まだ24歳で来年から社会人の俺に務まるかは不安だけどな、、
伊野尾「僕にできることはします。でも、どうしても無理なことが出てきたり、僕のせいでいじめられるかもしれません。涼介くんはそこまで考えれないとは思いますが、お母さんとして不安は無いんですか?」
母「もちろんありますよ。でもあの子があそこまで言うことなんて一度も無かったから、きっと本気なんだと思って。預かってもらった後も、私達と涼介の不安が無くなるように月に一回とかで良いのでビデオ通話できたらなと思ってます。」
涼介くんもお母さんも
伊野尾「、、分かりました。預かります。」
母「本当ですか!?あ、ありがとうございます!涼介、おいで〜。」
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作者名:百折不撓(ひゃくせつふとう) | 作成日時:2024年3月14日 14時