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in.side
なぜか付き合うことになったけど、それよりも戻れないのがマズい。
この後仕事無いから、楽屋にあるフード付きの上着と荷物さえあればなんとか帰れるけど、耳と尻尾出したままじゃ楽屋まで行けない。
楽屋で高木と話さずにすぐに荷物持って帰れば良かった、
山田「いのちゃん、行かないの?」
伊野尾「耳と尻尾をしまえないんだよ。楽屋に荷物置いたままだし帰れない。」
山田「あぁ、じゃあ取ってくるね。」
伊野尾「え、、あ、ありがと。」
俺がそう言うとニコッと笑って部屋から出て、自分と俺の荷物を持って戻ってきた。
伊野尾「マジでありがと。」
山田「じゃあ一緒に帰ろ。」
伊野尾「え、いやいいよ。1人で帰れるし。」
そう言ったのに俺の後ろを歩いてついてくる。何ならタクシーにまで乗って来やがった。
こいつが何考えてるのか全く分からない。
伊野尾「何がしたいの?」
山田「何も無いけど。」
本当に分からない。
山田「あ、ここで降ろしてください。大丈夫です。あ、はい、ありがとうございます。」
俺駅までお願いしたのに、ここまだ駅まで遠いんですけど!
伊野尾「ちょ、山田?」
山田「いいから、来て。」
そういうとめっちゃ高そうなマンションに入っていく。
これはもしや、、
伊野尾「山田の家?」
山田「そうだよ。泊まっていって。」
伊野尾「いやいや申し訳ない。」
山田「ほら、早く入って。」
伊野尾「お、お邪魔します。」
すげぇ、山田の家入ったの初めて。やっぱり良いところ住んでるんだな。
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掛け持ちしているもう一つの方を優先しているので、少し更新が遅くなるかも知れませんが頑張ります!
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作者名:百折不撓(ひゃくせつふとう) | 作成日時:2024年1月12日 18時