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yb.side
10分も経ってないのに、二人が笑いながら戻ってきた。
薮「ちゃんと話したんだな。」
そう聞くと伊野尾はしっかり頷いた。
伊野尾「みんなにもちゃんと知って欲しい。俺の耳とか尻尾が出てきてるときは声をかけて欲しい。あとこの薬を持ってきて飲ませて欲しい。」
みんな真剣に話を聞いていて、伊野尾も安心して話せているみたいだ。
伊野尾「それとその、、そもそも耳とかを隠せなくなってた原因なんだけど、山田が俺の運命の相手、、だからなんだよね。」
有岡「えっと、、?」
高木「運命の相手だと何かあるの?」
伊野尾「ずっと一緒にいると耳とか隠せなくなって、、完全な獣になったり、運命の相手を求める身体になるらしい。で俺は後者。」
全員が一瞬で固まった。
八乙女「俺がバカだから、分かんないのかな、」
有岡「大丈夫俺も分かってない。」
知念「大ちゃんもバカでしょ。」
有岡「うるっせぇ。」
俺や裕翔は声が出せないくらい固まってしまって、伊野尾も山田も何を言えば良いのか分からないようだ、
この空気なんとかしないと、
薮「えと、、二人は付き合うのか?」
真っ先に聞くことじゃなかったかも。
山田「うん。あ、もちろん、いのちゃんが獣人だとか俺が運命の相手だからってだけじゃないよ。元から俺はいのちゃんが好きだったし、いのちゃんは俺の気持ちに答えてくれただけ。」
薮「そう、、か、おめでとう、で良いよな。」
有岡「おめでとう。」
八乙女「おめでとう。」
俺に続いてみんなも拍手しておめでとうと言葉を贈る。
とりあえず大丈夫みたいだし、良かったかな?
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作者名:百折不撓(ひゃくせつふとう) | 作成日時:2024年1月12日 18時