・ ページ5
in.side
朝起きると知らない天井があって、部屋を出ると山田さんがいて、そういえば付き合い始めたんだと思って顔が熱くなる。
好きではないけど、顔面偏差値100超えの男と付き合ってるって考えると恥ずかしい。
山田「あ、おはよう。」
伊野尾「おはようございます、山田さん。」
山田「タメ語は?あと山田さんじゃなくて涼介。」
伊野尾「忘れてた、ごめん。」
次から気をつけないと。
山田「あ、朝ご飯一緒に食べる?」
伊野尾「そうしようかな。」
山田「じゃあ、もう1つお椀出して、お米を、、」
料理男子だ、美味しそうな和食、、
山田「忘れてた。慧、こっち来て。」
伊野尾「ん?」
チュッ
言われたとおり山田さんの隣に行くとほっぺたにキスされた。
山田「慧もして?」
伊野尾「え、俺も?」
そう聞くと頷く山田さん。俺が躊躇してると悲しそうな顔を見せた。
山田「そんなに嫌?」
伊野尾「嫌っていうか、」
嫌じゃないけどできない、この何とも言えない気持ちを表す言葉を探していたら、少しずつ山田さんが近づいてきて壁まで下がると壁ドンされた。
ドンッ
山田「俺むしろ口に無理矢理したいくらいなんだけど。」
伊野尾「ぇ、」
山田「、、あ、冗談だよ。ごめんごめん。」
伊野尾「あ、そう、、そうだよね。」
山田さんの顔がガチで怖かった。
山田「動画撮るときは慧にもこれくらいしてもらわないと、ちゃんと覚えておいてね。」
すぐにでも忘れたいんですけど。
山田「さ、ご飯食べよ。いただきます。」
伊野尾「いただきます。」
134人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:百折不撓(ひゃくせつふとう) | 作成日時:2024年1月3日 16時