デート ページ21
in.side
どうしよう、どうしよう、どうしよう・・・
ついさっき涼介からデートに誘われてしまった。
30分前
山田「ねぇ慧。」
伊野尾「ん？」
山田「あのさ、、その、、、」
伊野尾「何？ｗハッキリ言って。」
山田「今日って暇？」
伊野尾「基本毎日暇だけどｗ」
山田「その、、デートしない？」
伊野尾「あぁ、いいよ。どんな動画にするの？」
山田「動画じゃなくて、、その、普通のデートがしたい。」
いつもより緊張した声でたどたどしく放たれた言葉は俺にとって最高で十分だった。
山田「嫌？」
伊野尾「嫌じゃないよ。デート、しよ？」
ただ、急に言われたから服とかメイクとか何もできてなくて約20分ずっと自分の部屋で悩んでる。
伊野尾「どう、、しよう、」
山田「準備できた〜？」
伊野尾「あ、あと10分だけ待って！」
急がなきゃ！
メイクはもう終わってるけど服・・・
ガチャッ
山田「もう、遅いよ、、、って、」
伊野尾「変？」
山田「いやパーカー似合いすぎてて可愛い。てかもしかしてペアルック？ｗ」
実は山田の言うとおり。決まらなかったから同じ色味のパーカーを着た。
ズボンは違うけど靴一緒だしほぼペアルック。
伊野尾「嫌じゃない？」
山田「ううん、むしろ嬉しい。行こっ！」
涼介テンション高くて可愛い。
伊野尾「てかどこ行くの？」
山田「ん？内緒ｗ」
伊野尾「内緒ってなんだよｗまぁいいや、楽しみにしとく。」
涼介が運転する車に乗って、鼻歌を歌ってる涼介を見ながらどこかへ向かっている。
今更だけど日焼け止めしてない！どうしよう、
山田「どした？急に焦ってるけど、」
伊野尾「いや、日焼け止め忘れて、」
山田「室内だから安心して良いよ。」
伊野尾「あ、良かったぁ、」
焼けたら涼介に嫌われちゃう。この間配信で言ってたもん、白い肌の人が好きって。
※最近私の友達(男同士)が付き合い始めました。腐女子の私は歓喜しております！
以上、謎の報告でした。
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作者名：百折不撓（ひゃくせつふとう） | 作成日時：2024年1月3日 16時
