生配信 ページ17
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不安しかない生配信が始まった。
山田「いのやまチャンネルです。チャンネル登録者数が5万人を突破したので初生配信をしようと思います!」
伊野尾「質問などあれば、お気軽にどうぞ。」
簡単な自己紹介だけして、何とも言えない時間が続く。
感覚では10分くらいだけど、実際は1分も無いかな?
山田「、、すごっ、もう200人の人が見てるよ。」
伊野尾「え、マジ?ありがとうございます。」
山田「あ、コメントもだいぶ多くなってきた。」
伊野尾「本当だ。あ、ここはね涼介のベッドの上だよ。」
山田「いつもはね、別のベッドで寝てるんだけど、今日は俺が誘いましたw」
なんか、色んな質問に答えるうちにどんどん距離が近づいて、答えることも少なくなってきた。
もう終わるかな、
山田「あ、コメントありがとう。んーと、うわこれ恥ずかしい。」
伊野尾「何?」
山田「二人はどこまでしたんですか、だって。ご想像にお任せしようかな?w」
伊野尾「まだ付き合い始めたばっかりだしね。」
そういうと一気にコメントが増える。そういえば付き合い始めた時期言ってなかった。
山田「あぁうんそうだよ。付き合い始めたばっか。まだ1年くらいかな?」
伊野尾「そうだね、」
山田「あ、キスしてください、だって。みんなめっちゃ書いてるけどしないよ?w」
伊野尾「しないの?」
山田「ぇ?w」
そういうと涼介の耳が赤くなった。
1,2回するって言ってたのに、もしかしてふざけただけ?
なんかムカつくし、チャンネル内では攻めだから問題ないよね。
山田「ちょっ、慧?」
伊野尾「ほら、期待に応えなきゃ。」
山田「んッ♡、、ッ、」
伊野尾「良かったじゃん。みんな喜んでるよ?」
山田「恥ずかしい//」
伊野尾「これ以上はしないからw」
涼介めっちゃ顔赤い、たぶん俺もだろうけど。
山田「・・・フフフッ、もうそろそろ終わろうかな?」
気付けば時刻は11時。長いようで短いような配信だったな、
山田「ばいばーい。」
伊野尾「これからも応援してください。」
本当に終わっちゃった。まぁいいや、自分の部屋行こ。
伊野尾「じゃ、おやすみ。」
山田「待って。同じ布団で寝るって言ったじゃん。」
伊野尾「それは生配信するためでしょ?もう終わったじゃん。」
山田「、、そうだね、ごめん変な事言って。」
伊野尾「ううん、おやすみ。」
山田「おやすみ。」
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作者名:百折不撓(ひゃくせつふとう) | 作成日時:2024年1月3日 16時