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山田さんの部屋は広くて綺麗で、良い生活をしていると一目で分かった。


山田「あ、その辺座って。」

伊野尾「はい。」

山田「じゃあ改めて、カップルユーチューバーにならない?」

伊野尾「あの、単純に何でですか?俺である理由も、なんでユーチューバーになるのかも、全然分からないんですけど。」

山田「君である理由は可愛いから。ユーチューバーになる理由は、お金が欲しいから。」

伊野尾「稼いでそうですけど、」

山田「あぁこれ親のお金で、自分で稼ぎたいんだよね。」

伊野尾「親が社長とか何かですか?」

山田「まぁほぼそうかな、」


ここまで聞いても何も分からん。


伊野尾「あ、さっき男の人の財布拾ったって言ってましたけど、いつ盗ったんですか?」

山田「ポケットに入ってたから普通に。」


もしかして実はヤバい人?関わらない方が良いかもしれない、


山田「あ、ヤバいやつだって思ってるでしょ。そんなことないから安心して。」

伊野尾「いや1ミリも安心できない、、ていうかいい加減顔見せてくださいよ。」

山田「え、ちょっ!」
ドンッ


フードをめくろうとしたらそのまま床ドンする形になっちゃった。

目を開けるとあり得ないほどに顔が整った少年が、


伊野尾「っ、、綺麗、」

山田「ありがと。でもどいて?」

伊野尾「あ、ごめん、」

山田「本当はもうちょっと質問してからが良かったんだけど、仕方ないか。」

伊野尾「ごめんなさい。」

山田「別に良いよ。で、もちろんやってくれるよね?」

伊野尾「まぁ、お金も稼げるし、、あでも、すぐには稼げないし、家遠い「ここでいいじゃん。」」

山田「同棲。ていうか同居?」


断る理由無くなった。まぁこの人の顔ならすぐに人気でそうだし、ヤバいやつだったら逃げよう。


伊野尾「分かりました。でも俺アラサーですよ?」

山田「やった!年齢は気にしないから大丈夫。」

伊野尾「あ、カップルユーチューバーである理由は何ですか?一人でユーチューバーになればいいのに、」

山田「一人だと不安で、でもあんまり人数多いのも嫌だし、相手が女性だと本気になっちゃうから、君みたいに顔が中性的で綺麗な人を探してたって訳!俺バイだし。」

伊野尾「なるほど?」


まぁなんでもいいや。住むところも職も見つかったし。


山田「あ、タメ口にしてね。カップルなんだし。」

伊野尾「わかった、」

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作者名:百折不撓(ひゃくせつふとう) | 作成日時:2024年1月3日 16時

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