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ym.side
いのちゃんの話を聞いても、諦めようとは思えなかった。だって好きだから、一目見たときからずっと。
それに、周りからの言葉が嫌なだけで俺が嫌いだなんて言ってなかった。
むしろ、まだ俺のことを好きなんだと思う。自意識過剰かもしれないけど。
山田「絶対にまた落とす。」
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山田「あの、これって合ってますか?」
伊野尾「うん。」
山田「あ、あと先輩に聞きたいことが、」
伊野尾「あのさ、お互いに30歳越えてるんだし、、伊野尾でいいよ。」
山田「でも伊野尾だと違和感があります。」
伊野尾「俺はあなたの呼び方と敬語に違和感があります。あのね、見た目が若いから良いだけで、たった3つしか歳が違わないのにそんなに先輩って言われたり常に敬語で話されるとなんか変なの。あ、でも調子乗るなよ?」
距離を縮めたいのか、縮めたくないのか、どっちだよ、
山田「あのさ、いのちゃん。別に常に敬語じゃねぇと思うけど。」
伊野尾「ちょっ、ここ会社!」
山田「先輩って言ってないし、敬語じゃないよ?」
上司「どうしたんだ?」
山田「いやなんか、先輩って呼ばれるのに違和感があるって言われちゃって、」
上司「そうか、、じゃあ高校の時えっと、、あっ!いのちゃんって呼ばれてたんだろ?それでいいじゃないか。」
上司ナイス!
伊野尾「いや、それは「そうします!」」
山田「次からいのちゃんって呼びますね。」
伊野尾「、、はいはい。」
何か嫌そう、酷い、
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伊野尾「あのさ、ちょっとは考えてくれない?」
山田「何を?」
伊野尾「俺復縁する気ないって言ってるんだからさ、距離置いてよ。」
山田「でもそっちが呼び方変えろって言ったんじゃん。」
伊野尾「それは、、そうだけど。」
どうしてそんな悲しそうな顔して俺から離れていくの、
山田「明日、休みだよね?」
伊野尾「まぁ、、」
山田「デート行こ。」
伊野尾「は、無理。」
山田「お願い!あ、明後日とかでもいいけど、」
伊野尾「良いって言うわけ無いじゃん。」
まぁ分かってる、そう言うよね。
山田「会社の人に過去のこと言いふらすよ。」
伊野尾「お前最低。てかおまえも困るだろ。」
山田「好きな人との思い出話は何も恥ずかしくないけど。」
伊野尾「お前なぁ、」
山田「で、良いの?ダメなの?」
伊野尾「、、良い、よ、」
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作者名:百折不撓(ひゃくせつふとう) | 作成日時:2023年12月24日 13時