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in.side
山田「じゃあ、一回会社のこと忘れますね。」
伊野尾「は?」
山田は意味の分からないことを言ってため息をついた。
俺の目をしっかり見るその顔は、後輩としての知らない人ではなく、昔の見慣れた顔だった。
山田「まさかこんな形で再会できるだなんて思ってなかったな。」
伊野尾「、、何?急にどうしたの?」
山田「誤魔化しても無駄だし。忘れたとか言わないよね。人のこと置いて勝手に逃げたくせに。」
伊野尾「いや、それは、、」
山田「なんであんなことしたのか聞かせてもらうよ。」
やっぱり聞いてくるよね、
伊野尾「もういいじゃん。終わったことだし。」
山田「終わったことじゃない!俺、まだいのちゃんのこと「もう戻らないと!」」
伊野尾「ね?」
山田「、、なんで言わせてくれないの?」
伊野尾「やめてよ、やま「山田じゃない」」
山田「前みたいに名前で呼んでよ。」
伊野尾「ごめん、、」
山田「なんだよ、それ、」
俺だって別れたくて別れたわけじゃないよ。
でも、もう終わったんだよ。
山田「先に戻る。」
ある日、山田が女の子とキスしたの見ちゃって、嫌々やったんじゃないって知って、もうそれって浮気と同等で、
それでも、理由があるんだろうなって思ってたけど、やっぱり無理で諦めたんだよ。
伊野尾「はぁ(ため息)」
切り替えろ、俺。
※たくさんのハート・お気に入り登録ありがとうございます。
なんか嬉しくてテンション上がってるので、あとで今日中にもう1話出しちゃいます!
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作者名:百折不撓(ひゃくせつふとう) | 作成日時:2023年12月24日 13時