心の声で恋をする

11.ホテルどこにしよう ページ11

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なんでだろう。山田と旅行に行くのが楽しみになってる自分がいる。

そりゃ行きたいところ行けるし？楽しみだけど、なんかそうじゃなくて、

その、山田と行けるのが楽しみというか、あぁもう俺なんか変だ！


山田『心の声聞いてなかったからわかんないけど、頭抱えてどうかしたの？』

伊野尾(楽しみだなって思ってただけ。)

山田『とてもそうは見えなかったけどな。』


心の声聞かれたたらと思うと、怖いな。


山田『怖がらないでよ。今更なのに。』

伊野尾(心の声の方が確かに楽だけど全部聞かれるっていうのが嫌。)

山田『しょうがないじゃん。まぁそれよりホテルをどこにするか決めないと。』

伊野尾(ニチニチソウホテルでいいじゃん。)


あそこ、結構いいところだよね。

花言葉もぴったりだし！


山田『いや、確かにいいところだけど、そんな高級なところ行けないでしょ！？』

伊野尾(2万円くらいじゃなかったっけ。ツルニチニチソウホテルにする？)


ニチニチソウってなんか面白いな。

謎のツボにはまりそうｗ。


山田『ニチニチソウは3万円、ツルニチニチソウは2万5000円、どっちも高いよ！』

伊野尾(そう？)

山田『そうだよ！もうちょっと良心的な価格設定のところはないの？』


えーっと、どっかあったかな？


伊野尾(あ、ニリンソウホテルは？)

山田『あんまり変わってない。』

伊野尾(安すぎるところも嫌じゃん。)

山田『でも払うの先輩なのに高いところに泊まらせてもらうっていうのは、』

伊野尾(お金は余ってるし、先輩だから安心して。)

山田『安心できないけどこれ以上言っても無駄な気がするから、ニリンソウホテルにしようか。』

伊野尾(わかった。)


だいぶ決まってきたなぁ。

めっちゃ楽しみ。まぁホテルがとれないと日にちが決まらないんだけど。








実際にニチニチソウホテル等があったとしても関係はないです。m(__)m

「保健室で話してるはずなのに先生がいないじゃないか」その通りです。

リアル感を出したいけど出せないのがリアルですｗｗ。

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