結婚 24 ページ24
山田くんからせまられたあの日の翌日、事件はおきた。
「*号外でーす！号外でーす！！どうぞーどうぞー、*」
学校が騒がしかった。
新聞部が号外を出したらしい。
今日はどんなのかな？
「A！A！！大変だ。。A！これ！」
裕翔が焦って新聞を見せてきた。
*学校のアイドル山田涼介が彼氏持ちの女に人影が少ないところで秘密の密会？！キスするところも！？*
「、、、！！！！！…うっそ、、なにこれ」
新聞の見出しにでかでかと書いてる。
写真とともにかいてある昨日のこと。
でもここに書いてあるのは全然違う内容ででたらめだ。
こそこそと他の人がみている。
「うわぁ〜たらしじゃん、」
「山田くんとキスしたのがあの女だなんて…。」
「最悪じゃん、、彼氏さんかわいそー」
「私、同じクラスなんだけど、いやだぁ〜」
聞こえるくらいの声で話している。
なんで、
なんでこんなこと言われないといけないの？
「違う！違うよ！！こんなことしてない！」
私がこう訴えても誰も信じてくれない。
「あ！！」
大貴がこれを見たら、、
そう思うといてもたってもいられなかった。
大貴の教室へ向かう。
すると、大貴の後ろ姿が見えた。
「大貴！！」
大貴が振り向くと、手に持っているものが見えた
「！！！」
それは、あの新聞紙だった。
「…これ。ほんと？」
大貴の質問に答えるのに、私はためらってしまった。
半分は嘘で半分は本当のことだから。
「…まじか、、はは。そっか、」
「ちがっ！違うの！大貴！！」
「ごめん、今は一人にして？」
大貴は教室の中に入っていった。
自分の教室に戻ると、みんなから冷たい視線が送られた。
私、大貴にもみんなにも嫌われたんだ。
気がつくと教室を飛び出して屋上に向かっていた。
涙が、、、、止まらない。。
「A！！」
そう呼ばれ、腕を捕まれた。
その正体は
山田くんだった。
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作者名：夢 x他1人 | 作成日時：2017年11月20日 23時
