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「かーざーなーみー、起きた？」
「おぉ、紕波が冬眠から帰還した。」
「今日もキレッキレに爆睡かましてたな！」
数学の授業が終わった後だ。
その人達＿＿咳が近い男子共＿＿は、休み時間に入るなり僕の体を執拗にゆすり、叩き、そして大声で騒いだ。
別にこいつらとは仲良くない。
ただ、事ある毎にギャーギャー騒いで寄ってくるだけであって。
『多分爆睡にはキレッキレって効果音付かない。』
「別にいいじゃんか！」
「細けー、マジメー」
「いや真面目な奴は寝なくね」
『うるっさ……もうホントいいからあっち行きなよ………。』
手でしっしっと追い払うように合図すると、その男子共は更に僕の机に距離を縮めた。
「やぁだ十和ちゃんったら手厳しい！」
「お友達だって言ってたでしょッ！」
『………いつから友達になったっけ僕ら。』
「バカッそういうのは成り行きで何となくだろ！」
なんだコイツら、と僕はもう一度机に突っ伏して目を閉じる。
………別にコイツらと仲良くなった覚えはないのだが。
「まぁた寝てるし！いい加減起きろよなお前！」
『知らん知らん……てか君らの名前すら覚えてないかも……』
正直人の名前を覚えるのは得意じゃない。
サトウだっけ、ゴトウだっけ、それともサイトウだっけ………全く、日本には似た名前の人が多すぎて困る。
「嘘だろッ………」
「紕波疲れてんじゃね？」
「あー、さっすが運動部。日本一運動部が似合わない男。」
「なー………って聞いてる？紕波。」
騒ぐ声をBGMに二度寝をかまそうと机に突っ伏した。
「だからすぐ寝んなって」
「なんか紕波起きそうな話題ある？」
「はぁ〜？……あ、おま、そういやアレじゃん。」
僕が起きそうな話題とか無いだろ。
進学クラス所属なのにつくづくバカなんだなと呆れて肩を落とした。
「………バレー部の後輩に目ぇ付けられてるらしいじゃん？」
脳裏に浮かぶのはあの軽蔑と落胆の眼差し。
僕は枕にしていた腕をもそもそと動かして耳をぎゅっと塞いだ。
『聞きたくない………。』
「……ん？後輩に目ぇ付けられてんの？先輩じゃなくて？」
「ガハハハ!さっすが紕波。後輩にも舐められるその身ちょ……いや優しさ尊敬しますわ！」
『はっ倒すぞ。』
逆に“身ちょ”まで言ってしまったのに諦めず取り繕おうとするその姿勢は賞賛に値すると思う。
『てかそれどこ情報？』
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ほし(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます〜！(*´˘`*)♡お気遣い嬉しいです！こちらこそ、今後とも当作品をよろしくお願いいたします！_(._.)_ (4月16日 20時) (
レス) @page32 id: 28a3212d82 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 初めまして！思いきってコメント失礼します!!この神作に出会ってしばらく経ちますが、ほんとにめちゃめちゃ面白いです…！学業もあるということなので、色々忙しいかと思いますが無理せず更新頑張ってください！これからも応援しています!! (4月15日 17時) (レス) @page32 id: cd5bbf6078 (このIDを非表示/違反報告)
ほし(プロフ) - あおいさん» コメントありがとうございます！勿論、及川さんとの絡みはこれからも深堀して盛り込んでいくつもりです……！少し待っていただければ幸いです！ (4月14日 21時) (レス) id: 28a3212d82 (このIDを非表示/違反報告)
ほし(プロフ) - まなみさん» コメントありがとうございます〜！研磨との絡みはプライベートの話や合宿、ゴ決などで出そうと思ってます！研磨の出番かなり多くなると思うので楽しみにしていただければと思います……！ (4月14日 21時) (レス) @page32 id: 28a3212d82 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - コメント失礼します。十和くんが本気を出すの楽しみです(｡•̀ᴗ-)✧できれば及川さんとの絡みが見てみたいです〜！これからも応援してます！！お体に気をつけて更新頑張ってください☺ (4月14日 20時) (レス) id: 63ae223e49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほし | 作成日時：2024年3月21日 22時
