凡才なので。2【ハイキュー】

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守りと連携に特化したレベルの高いレシーブを誇る和久谷南高校、

鉄壁のブロックで相手を圧倒する伊達工業高校、

及川先輩率いる青葉城西高校、

全国大会常連、ウシワカ擁する白鳥沢学園高校。


烏養さんいわく、この4校が今年の四強らしい。恐ろしいものだ。



「＿＿＿と言ってはみたたものの、“上”ばっか見てると足掬われることになる。

大会に出てくる以上、負けに来るチームなんていねぇ。

全員勝ちに来るんだ。

俺達が必死こいて練習してる間は、当然他の連中も必死こいて練習してる。

弱小だろうが強敵だろうが、勝つつもりの奴等はな。

それ忘れんなよ。」


「「「「オス」」」」


「＿＿＿＿そんで、そいつらの誰にも、もう“飛べない鳥”なんて呼ばせんな。」


「「「「あス!!」」」」



「皆まだいるー!?」



一際大きくなる返事に、眉を顰めたその時、

同時に、体育館の扉が勢いを持って開いた。



「出ました!!IH予選の組み合わせ!!!」



扉を開いて体育館に入ってきたのは武田先生だった。

手には、インハイ予選の組み合わせ表らしき1枚の紙がある。

………あぁそっか、そりゃ皆気になるか。


なんでこの遅い時間に持ってくるんだろう、明日でいいじゃないかとか思ったが、

皆は気になるのだ、組み合わせが。

僕とは違って。


烏野はAブロックだった。

…………1回戦は常波高校、

勝ち進んで2回戦は伊達工業。

そして、ブロックのシード枠には青葉城西。

大した激戦区だ。四強(仮)のうちの2校も揃ってしまっている。



「1回戦勝てば……2回戦、伊達工も勝ち上がってくれば当たりますね。」

「それだけじゃないですよね。

うちの区画のシードにいるの、青葉城西ですよ。」



胸がざわついた。

勝てるビジョンが見えなかった。

僕はスタメンでもレギュラーでもないけど。



「おい、さっき言ったこと、忘れてねえよな。」

「＿＿＿分かってます。」



1回戦は常波というところらしい。

あまり強豪だという話は聞かないしそもそも学校自体そんなに知らない。

もしも勝てたら1回戦突破。

まぁ、大人しくベンチから傍観といこうか。



「目の前の一戦、絶対に獲ります。」



勝ちたいなら勝てばいい。

僕には関係ない。







.


ちなみに推しは、

烏野-ツッキー
青城-国見ちゃん
白鳥沢-五色くん、白布さん
音駒-研磨
稲荷崎-すなりん
梟谷-赤葦さん

です。
この辺の贔屓多々ありますので、何卒ご容赦ください。

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