LII、第48話 ページ5
_烏間side(終)_
狭くて見通しの良い通路で、奇襲もできず数の利も活かせない…これは厄介ですね……
先生も実弾の中が欲しいと思ってるでしょうし…
ビシッ
しのぶがそんなことを考えながら進んでいるとガラスにヒビが入る音が聞こえる。
グリップ「...つまらぬ足音を聞く限り「手強い」と思える奴がおらぬ。精鋭部隊出身の引率の教師もいるはずなのぬだ」
渚(胡蝶)『...』
グリップ「どうやらスモック逃すにやられたようだぬ半ば相討ちぬと言ったところか出てこい。」
仕方なく全員が殺し屋の前に姿を現す。
グリップは全員を見回し最後にしのぶに目を止めた
グリップ「そこの青い髪の奴、お前はなんだぬ?気配が少し変だぬ」
渚(胡蝶)『別に…ただの暗殺教室の生徒ですが?』
グリップ「……ふんっまぁいいぬ。」
寺坂(な...手で窓にびびり入れたぞ)
少し会話をしてひとつ、気になることが出来ました。
多分、皆さんも気になっていて誰一人と聞く勇気がないのでしょう
業「"ぬ"多くねおじさん?」
業さん!よく言えましたね…本当に彼がいると安心します。
グリップ「"ぬ"をつけると侍っぽい口調になると小耳に挟んだ。カッコよさそうだから試して見たぬ。間違っているならそれでいいぬ。この場の全員輪を殺してから"ぬ"を取れば恥にもならぬ」
それまで黙っていた殺せんせーが声を発した。
殺せんせー「素手...それが貴方の暗殺道具ですか」
グリップ「こう見えて需要があるぬ。身体検査に引っかからぬ利点は大きいし、近ずきざま頸椎をひとひねり。その気になれば頭蓋骨も握りつぶせるぬ」
余裕の笑みを浮かべて暗殺者は説明する。
ビキッ
業は近くにあった観葉植物出窓を割る
業「ねぇおじさんぬ、意外とプロって普通なんだね硝子とか骸骨なら俺でも割れるよ?」
烏間「よせ無謀...」
殺せんせー「ストップです烏間先生!顎が引けてる」
止めようと烏間が声を上げたが殺せんせーがそれを静止させる
瑠菜『!』
殺せんせー「ストップです烏間先生、中原さん、顎が引けてる」
殺せんせー「今までの彼は余裕をひけらかして顎を突き出していましたが今は目は真っ直ぐ油断なく正面から相手の姿を観察している」
渚(胡蝶)『テスト以来少し鳴りを潜めてましたが、敗北をしっかり学んだようですね。』
グリップ「良いだろう試してやるぬ」
そう言ってグリップは業の持っている観葉植物の幹に手を伸ばした_______
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九十九夜瑠(プロフ) - Mizukiさん» そう言ってくださると、とても嬉しいです!頑張りますね! (2022年7月20日 10時) (レス) id: 569fd15754 (このIDを非表示/違反報告)
Mizuki(プロフ) - このお話好きです!更新頑張ってください( ^∀^) (2022年7月19日 23時) (レス) @page3 id: e4dddfb1f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:九十九夜瑠 x他1人 | 作成日時:2022年7月14日 22時