あなたをずっと想ってる。 (ページ39)

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Aside

「……ジヨンちゃん、泣いていいんだよ。」

JY「...え...。や、やだなー私は泣かないよ！」

強がらなくていい。

ジヨンちゃんは、たまに自分の気持ちを押し殺しちゃう。

人のことになると熱いのに、

自分のことになると臆病になっちゃうんだと思う。

「ちょっとずっとでいいから、私に話してくれないかな？」

そうすることで、少しでもジヨンちゃんの

気持ちが軽くなればいいと思った。

JY「......ずっとずっと好きで、やっと叶った恋なのに。

　 ......彼が浮気してた理由ね、

　『ほんとに俺のこと、好きなのか分からない、伝わらない』

　って。...私は、何も言わなくても

　 ...好きって...っ...伝わる関係で、いたかった...っ...。」

途中で堪えられなくなってジヨンちゃんは涙を流した。

JY「__...ごめんね。Aちゃん。」

涙が止まったのか、ジヨンちゃんは濡れた目を

拭って顔を上げた。

「ううん。...私のほうこそ、ごめん。」

結局私は、「うん、うん」って相槌を打つばかりで

なにもできなかった。

JY「なんでAちゃんが謝るの！

　私すごい嬉しかったよ。

　話聞いてもらわなかったら、泣いてなかったら

　多分後から爆発してた(笑)

　ほんと、ありがとう。」

いつも私を助けてくれるジヨンちゃんの

役に立てる日がきて、本当によかった。