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Aside
翌日、会社では一気に私とハニちゃんのことが広まって、
私はある人に目をつけられてしまった。
イ・ジュナという名前らしいその女性は
ジヨンちゃんとお昼ご飯を食べていたところに
やってきて言った。
JN「あなたがA?ハニの彼女の。」
腕を組んだまま私に聞いてくるジュナさんは
それはもうすごい圧で。
「...そ、そうです...けど...。」
JN「...なんであなたがハニの彼女になれんのよ。」
「......え...。」
JN「なんであなたは彼女になれて、私は無理なの!?
あなたなんて、たいして顔も可愛くないし、
仕事もできないのに!?」
いきなり声を荒げるジュナさんに
ジヨンちゃんが止めに入ってくれたときだった。
JH「__......A?」
「......ハニ...ちゃん...。」
ハニちゃんがやってきて、ジュナさんと私を
交互に見てから駆け寄ってきた。
JN「...ねぇハニ!なんで、私じゃだめで、
その子はいいの!?
私のほうが顔もいいし、仕事だってできるのに!!」
少し驚いた顔をしてから言った。
JH「......心が...綺麗なんだよ。
お前は、いつも人の悪口言ったり
人を自分より下に見たりしてるけど
Aはそんなことしない。
お前が持ち合わせてない心の綺麗さを
こいつは持ってるんだよ。」
どんどん目頭が熱くなって泣いてしまいそうになる。
JN「...っ...なによ!そんなの...っ!」
ジュナさんが手を上にあげて、
ハニちゃんを打(ぶ)とうとした。
やばいと思っても、いっこうに降りかからない手。
気づけば少し、震えていた。
JN「..っ...打てるわけ、ないじゃない...。」
鼻をすする音と、小さな泣き声を食堂に響かせて
ジュナさんは帰っていった。
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作者名:もる。 | 作成日時:2019年3月31日 13時