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Aside
JH「それで、俺はどうやっても
Aにとってはただの幼馴染みなんだって。
現実突きつけられた感じだった。
Aをすきだってことを、否定された感じがして。」
あのとき、私がなにも考えずに放った言葉で
ハニちゃんは傷ついたんだ。
「ごめん、私 無神経な…」
JH「…ごめんな。
理由も分からずに避けられたお前の気持ち考えずに。」
なんで
なんでハニちゃんが謝るの。
「…っ…ちがう!悪いのはハニちゃんじゃないよっ…。
ごめ…っ…無神経なこと言って、ごめん…っ…。」
私が悪いのに
ぼろぼろ溢れる涙が どんどん増していく。
そんな私の頬を、私の涙を
拭ったのは ハニちゃん。
JH「…A…もう一回、ちゃんと聞いてくれる?」
「……っ……なに…」
JH「俺はAがすきだ。今だってどんどんAへのすきが、増えてる。」
そう言う ハニちゃんの顔は、あの日と同じ顔だった。
なんで私は、あのとき気付くことができなかったんだろう。
これまで、どれだけハニちゃんに助けられたの。
いじわるな裏にある、優しさに
ほんとは私 気づいてたから。
…………でも
「…っ…ごめん…なさい…。」
JH「…ん…だよな。…ごめん、もう行くな…。」
どんどん遠ざかるハニちゃんの背中を
あの頃と同じように
引き止めることができなくて。
私はだだ、黙っているしかできなかった。
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作者名:もる。 | 作成日時:2019年3月31日 13時