あなたをずっと想ってる。 (ページ41)

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Aside

今日は日曜日。

マンションを見に行く日！

ハニちゃんによると、会社周辺から

車で20分ほどで着くところにあるらしい。

ハニちゃんが車を運転してくれる。

横を振り向けば大切な人がいる。

その距離が心地いい。

JH「...着いた。ここだよ。」

助手席の窓から覗くと、

シンプルに木材の模様が入ったマンション。

「...わぁ...外見かわいいね！」

JH「ん。Aが好きだろうなーって思って。」

確かにそう。

私は木の模様も匂いもなんだか好きで、

それは子供の頃から。

こういうこと、覚えててくれるの、

ほんとに嬉しい。

なんとも考えてないような顔の

ハニちゃんの後ろについていき、

階段を上ってすぐの一部屋。

そこらしい。

「...わ、すごい玄関思ってたより広い。」

ハニちゃんが少し口角を上げて、

リビングに続くドアを開けた。

「...え...ここ、ここがいい...。！」

目の前のリビングに感動して、

JH「...はや...(笑)」

とハニちゃんに笑われてしまった。

それから、寝室もお風呂場も見た。

JH「どう？...俺的にはここが一番よかったんだけど。」

「...いい！ここがいい！」

__...こうして私とハニちゃんは、

このマンションに決めた。

思ってたより広いのと、

外見がかわいかったこと。

それよりなにより決め手になったのは

ベランダから見える山々。

心が落ち着き、静かになれる場所だと思った。

そしてそれを、ハニちゃんの隣で

見たいと思った。