＊ ページ28
MH side
JH「 本格的に頭痛くなってきた…」
「 ヒョン寝たら？」
JH「 そうするわ…じゃあな、A 」
貴方「 はい、また〜」
頭を抑えながら疲れた表情をするヒョンの気持ちがよく分かる。
「 A、ヒョンと二人でずっと話してたの？」
貴方「 うん！あ、嫉妬？」
「 ううん。ヒョンの心配 」
貴方「 そこは嘘でも嫉妬って言おうよ 」
不貞腐れたように唇を突き出すその姿が可愛くて、抱きしめてあげると今度は嬉しそうに笑った。
こんな風に、Aの表情が変わるのを見るのが好きなんだ。沢山ある顔をもっと知りたいって思うし、笑顔を作るのも涙を拭うのも僕が一番でありたい。
「 ねえ、Aは僕のどこが好きの？」
貴方「 全部好きだよ？」
「 そうじゃなくて、ここを見て好きになったところとかあるじゃん 」
貴方「 ん〜初めて会ったとき、目を見てすぐこの人こういうの苦手なんだなって分かったの 」
「 こういうのっていうのは、初対面での挨拶の場とか？」
貴方「 そう。当たってる？」
「 うん、当たり 」
貴方「 だけど、ハオちゃんは私から目を逸らさないで挨拶してくれたでしょ？そんなことで？って思われるかもしれないけど、そういう当たり前のことができる人っていいなって思ったの。」
「 ……ふーん 」
貴方「 ハオちゃんの優しくて真面目なところ大好きだし、尊敬してるよ。真摯な姿勢で練習してる姿は世界で一番かっこいい！」
「 …大袈裟 」
貴方「 ううん、足りないくらい。それくらい、ハオちゃんはかっこいい 」
「 何急に 」
ソファの背後に凭れるように二人で座る。
ポツリポツリと雨のように呟かれる言葉に照れてると、Aが僕の手をぎゅっと握った。
それから小指にある指輪をスリスリと指で撫でる。
貴方「 私ね、ハオちゃんの夢の、邪魔になるのが怖くてちゃんと告白しなかったの。だからね、嬉しかった。ふふ 」
「 …僕もだよ。僕と付き合うことが、Aの負担になりそうで怖かったから言えなかった。僕も好きだよって言葉が、ちゃんと届けられてよかった 」
貴方「 えへへ。これからは、私もいつか認めてもらえるように頑張らなきゃ 」
「 僕も頑張るよ。だから、ずっと傍にいてよ。」
貴方「 ふふ、うん！ずっと傍に置いてね 」
いい？約束だよ。
その無邪気な笑顔、僕の隣でだけ、ずっと咲かせてて。
_my lily
fin.
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たわし - ジョンハンの絡みまじで最高！めっちゃ笑った！爆笑 (2019年7月8日 3時) (
レス) id: 85d98be7fd (このIDを非表示/違反報告)
エイサシ48 - ミョンホ！！！神かよ！！イケメンすぎだわ！ (2019年6月19日 16時) (レス) id: 9709de55c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：密 | 作成日時：2019年6月4日 23時
