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JS side
一時間もなかっただろうその数十分でAちゃんを推し量るのは勿体ない気がしてしまうほど、彼女は思っていた以上に思慮深く、また、頭が良かった。
だけどやっぱりどこか抜けてて、夢見心地なところがあるのは確か。
話せば話すほど、ジュナに似てると感じた。
本当に離れて暮らしてたの？って何度心の中で思ったことか。
「 どうする？そろそろ、帰る？」
貴方「 うーん…まだ帰りたくない、けど…」
三角座りをして埋めて顔を上げ、捨てられた子猫のような目で僕を見上げる。
ふふ。ほんと、可愛いんだから。
「 オッパは今日もう予定ないけど 」
その言葉を聞くと「何で言ってないのに分かったの？」と尋ねられる。
「何となく」と答えれば、「魔法使いみたい」と膝を抱いてクスクス笑う。ふわっと微笑うのとはまた違う、大人っぽい笑顔を不意に魅せられて、ドキッとしてしまう。
…ごめんミョンホ、だけどこれは不可抗力だから……美少女って怖いなぁ。
三角座りのまま、今度は少しだけ涙声で、本当は誰かに言いたくて、だけど、本当は誰にも言いたくなかったことを話してくれた。
貴方「 私ね、ハオちゃんが私のこと好きにならなくてもいいって最初は思ってたの。だけど、一緒にいればいるほどその気持ちが嘘に変わって、その代わり、ハオちゃんが私だけ見てくれたらいいのにって思っちゃう 」
恋って難しいよね。
寂しさと、切なさと、苦しさばかり増えてく胸の内を、たった一人で抱えるには重たくて。
だから誰かと共有したいって思う。
悲しさは半分こ。幸せは二倍に。
それが、恋だと気付いてしまったらもう、無償の愛なんてものは存在しなくなる。
「 僕はそれが、大人になるってことだと思うよ。」
貴方「 ……おとな？」
「 見返りを求めるじゃないけど、自分が想ってる愛情を誰かからも同じように貰いたい。そう切実に思うようになることは、ダメなことじゃないよ。むしろ、当たり前のような気もする。あ、諸説ありね 」
貴方「 大人かあ…」
今度は真っ直ぐ、夕日を眺めながら呟いた。
その横顔はここに来た時とはどこか違うように見えたけど…少しでも僕がここに来た意味があったならいいな。
「 大丈夫。次は、ミョンホが頑張る番だから 」
君のずっと向こう側に、王子様が走って来たのが見えて笑みをこぼす。
さて、魔法使いはそろそろお暇しようかな。
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たわし - ジョンハンの絡みまじで最高！めっちゃ笑った！爆笑 (2019年7月8日 3時) (
レス) id: 85d98be7fd (このIDを非表示/違反報告)
エイサシ48 - ミョンホ！！！神かよ！！イケメンすぎだわ！ (2019年6月19日 16時) (レス) id: 9709de55c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：密 | 作成日時：2019年6月4日 23時
