ＴＴＴ�� ページ14
WZ side
ご飯を食べ終わって、後片付け係を決めるためのゾンビゲームが始まった。
初回のゾンビはジュナ。
皆んなが一斉に散らばってく。
貴方「 ジフナ〜」
「 …どうしたの？」
適当に隠れてやり過ごそうとしてたら、ユラヒョンに腕を引かれ、二人でクローゼットの中へ。
「 ヒョン、」
貴方「 ん？」
ゾンビのようにフラフラするジュナを見てクスクス笑うヒョンの横顔は、こんな暗がりでもキラキラして見えるから不思議だ。
なりたいとか、そんなんじゃなくてただ、綺麗だなって。鑑賞的に。
ずっと、見てきた。
「 何で俺と隠れたの？」
目が眩むほどのオーラを放った美人だな。
そんな月並みな第一印象だった。
残念ながらその頃から捻くれてた俺は、勝手にやなやつだって決めつけて、スンチョルヒョン達のように話しかけに行かなかったけど。
だけど、Aヒョンが練習生になって丁度一週間が経った頃。
『 あの、ジフンくんで合ってますか？』
『 …そうですけど 』
肩下まで伸びた髪を耳にかけ、少しだけ恥ずかしそうにはにかんだ。その微笑みは春になって突然咲き出す花なんかよりずっと、俺の目を引いた。
『 …よかったら、僕に歌を教えて貰えませんか？』
圧倒的な存在感に当てられた俺は結局、すぐに彼と打ち解け、休日に遊びに出掛けるほどになった。
ゆっくりとした穏やかな時間は、何よりの癒しで、デビューした後もそれは変わらなかった。
ヒョンの作り出す空気感。
洗練されてるのに、温かくて。ずっとそこに、隣にいたくなるんだ。
「 こういう時は大体シュアヒョンかミョンホを誘うでしょ？」
うーん、とほんとに小さく声をこぼしたAヒョンは、三角座りしてた手をぎゅっと握って、俺を見上げた。
貴方「 ジフナと一緒にいたいと思ったから…って、理由にならないかな？」
本当にこの人は…ズルイ。
「 ヒョン、そんな顔でメンバー以外を見たらダメだよ？………あでも、ユンジョンハンとミンハオは例外だからね 」
貴方「 うん？」
「 …この鈍感め 」
今にも取って食いそうな目してるからあの二人。
ホン・ジスも危ないけど、まだ理性が残ってると信じてる……うん。大丈夫、だよね。うん。
一つも危機感を持ってないユラヒョンに、溜息を一つ。そして、柔らかい髪をくしゃっと撫でてみた。
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密(プロフ) - 月さん» 続編でウォヌさん活躍させますね……ご愛読有難うございました！ (2019年7月14日 2時) (
レス) id: 8c5a211b31 (このIDを非表示/違反報告)
密(プロフ) - ぼくさん» 当人同士の恋愛はグレーを書きつつも考えていなかったので、いつか書いてみたいと思います(笑) (2019年7月14日 2時) (レス) id: 8c5a211b31 (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - 素敵なお話でした。どの作品も気になりますが、チョンウォヌをたくさん取り上げてくださるなら、何でも大丈夫ですw (2019年6月29日 2時) (レス) id: 0847684d6a (このIDを非表示/違反報告)
涼 - すごく面白かったです！このお話大好きなので、続編希望です！ (2019年6月28日 23時) (レス) id: fcb8d0fbd3 (このIDを非表示/違反報告)
レオン(プロフ) - 更新、お疲れ様でした。｢Caratが地図になって導く。」とても感動しました。作品に関しては、続編を希望します。 (2019年6月28日 21時) (レス) id: 6d991553f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：密 | 作成日時：2019年5月13日 23時
