恋して、先生！-3年生- (ページ8)

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ジフンの言葉でいつもの私に戻って
走って社会科準備室に行ってノックもせずに戸を開ける

やっぱりいた！

「先生！」

「あ、号泣してた人だ」

ジョンハン先生！その呼び方はなんですか！！

「先生！おつかれさまでした！！すんばらしくかっこよかったです！！さすがは先生ですね！！」

「いつものように邪魔者は消えまーす」

「ジョンハン先生！」

「なーに？」

「いつもありがとうございます！本当に本当に！」

「いーえ。かわいい生徒と親友の為だからね」

「私、さっき先生が歌ってる時、先生との差にうちのめされて、少し諦めかけてました」

「何勝手に諦めようとしてんの」

「え、あの…」

「好きにしてみせるって言っておいて」

え？なんか怒ってらっしゃる？

「あの、言いたいのは諦めるってことじゃじゃなくてですね…
その、やっぱり先生が好きだってことです！」

「(ポカーン…)」

「私、何回フラれても、私が幼くて未熟でも、歳の差があってもなんでも、好きです！先生！
私、先生が好きって言ってくれるまで絶対に諦めません！！」

「え、なんだ…そーいう…」←早とちり

なんだとはなんだ…？？

「ははっ、じゃあ付き合う？」

「はいっ！！！…………ん？」

付き合う…
つきあう…
ツキアウ…

今なんて？

「情報処理に時間かかりすぎだし…」

「え、あの、一応聞きますが、付き合うとはその…恋人になるってことですか…？」

「そうだよ」

「！！！！！！」

うそだ…なんで…？え？なんで？？？

「また泣いてるし」

気づけば私はまた泣いていた。
嬉しすぎ～～～！なにこれ～～～！！夢？ねぇ、夢なの？？夢落ちなの？？？？

バチンッ！！

「何してるの？！」

「痛い…夢だ…」

「痛いなら夢じゃないでしょ。Aさんって時々、古典的だよね」

先生は笑いながらYシャツの袖で私の涙を拭ってくれた。

「せんせ、なんでですか？私何もないですよ。せんせ、みたいに、かっこよくないし、頭もよくないし、ギターも弾けないし…」

「何も持ってなくなんかないよ」

「うぅ～…ぎゅってしていいですか…？」

「いいよ、おいで」

そう言った先生は私の手を優しく引っ張って私を引き寄せた

うわぁ…うわぁぁぁぁぁ…！！！
今の先生、すっっっっごいかっこよかった！！

私のドキドキがすごいっ！
心臓の音うるさすぎて、先生聞こえてるんじゃない？？ドキドキしすぎて、口から心臓出てきそう…！！