恋して、先生！-3年生- (ページ32)

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『Aヌナーー！ウォヌヒョーーン！』

「ごめん、ミング！私忙しいから！(バビュンッ)」

先生が帰ってきてはじめての放課後。ミングと話してる暇なんてない！

社会科準備室に行かなきゃ！！！

「せんせっ！！！」

「来ると思ってたよ。はい」

できたてのコーヒーをくれたジョシュア先生
砂糖たっぷりの、甘い甘い私用のコーヒー。

きゅーーっと胸が締め付けられる

「先生、お帰りなさいっ」

「うん、ただいま」

これ、この笑顔、私だけ知ってる先生の顔。

「先生、ぎゅってしてほしいです…」

「仕方ないな…学校だから少しだけね」

ぎゅっとすると先生の匂いに包まれて安心する。
久しぶりの先生だ…

「先生、ぎゅーーーーーってしてほしいです」

「ぎゅーーーーーー、こう？」

「ふへへへへ」

ぎゅーーーーーって声に出すあたりかわいいです、先生！

ぎゅってした時より、ぎゅーーーーーってした時の方が力を強めて、少しだけって言ってたのに、思ってたより少しじゃなくて、満たされる…

先生に出会って、はじめてこの“満たされる”って感覚になった
先生も同じ気持ちだったらいいな。

「はぁ～～、満たされる…」

え…いま、満たされるって言った…
同じ気持ちなの、うれしい…

「先生、私、幸せです…」

「ぎゅってしただけで幸せなの？」

「はいっ！満足です！！」

「ふふ、かわいいね」

え、先生からかわいいって…

付き合ってからはいつも甘めだった先生だけど、今日はいつにも増して甘い気がする…
ぎゅってしたり、ぎゅーーーってしたり…

会えなかったから…？

もしかして、先生も寂しかったのかな…？
そうだったらいいな…
私だけじゃなかったら、いいな…

「そういえば、お母様の体調は大丈夫でしたか？」

「うん、盲腸だったのを我慢して放置して悪化したんだって。だから大丈夫」

「そうですか…良かったですね！いや、良くはないですけど、大きな病気じゃなくて良かったです！」

「Aさんは、また男の子と仲良くなったの？」←やっぱり気になる

「あれは中学の後輩です！なんか私とウォヌ君が付き合ってるって誤解してて何度違うって言っても聞いてくれないんですよ！」

「なんでそんなことに」

「たまたま私の隣にウォヌ君がいただけで、勝手に誤解したんですよ！」

「せっかちな子だね」

「嵐ですよ！もう！」