恋して、先生！-3年生- (ページ1)

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『お客さんの9割は女性か…この様子だと…』

『小麦粉足りない！』
『牛乳も！』
『午後パンケーキ作れないよ！』

『やはり、俺の思った通り…！』

『おい、ガリ勉！！最初から分かってたなら早く言えよ！！』

いかにもカオスな教室。

「小麦粉と牛乳だけでいいの？買ってくるよ！」

「俺も行くよ」

「私１人でいいよ！！じゃ！」

ちょっと逃げるように教室を出た。

「はぁ。さっきのウォヌ君どういうつもりなんだ…」

「さっきのって？」

「ヒィ！」

なんでウォヌ君いるの？！

「小麦粉と牛乳なんて重いでしょ。持つよ」

「ありがとう…」

優しいし、気が利くんだよなぁ、ウォヌ君って…
でもさっきのは本当に分からない…
少し離れて歩こう…

「そんなに警戒しなくてももう何もしないよ。さっきのは客寄せの為にしたんだし」

「そっか！そうだよね！うん！やっぱそうだよね！そんなことだろうと思った！」

ほっとした～。少しでも意識した私がバカみたいだ！！

「皆～！買ってきたよ～！」

「じゃ、後はよろしく。Aちゃん、後はフリーだよ」

終わってないけど終わったーーー！
怒濤の午前中が終わってフリーの時間が来た！

3時からジフンのステージで、2時には体育館で、ユリちゃん達と校内回って、先生とも写真撮りたいから案外忙しいんだよね！

「ユリちゃーん、あげはー！」

「ごめん、A！もうちょっと待って！」

ユリちゃん達は焼きそばを売ってるからお昼時は忙しそうだった。
先に先生のとこサッと行ってこよっ！

社会科準備室にいるといいんだけど…

コンコン

「はーい」

あ、ジョンハン先生だ…
ジョンハン先生の返事が先に返ってくるっていうことは、ジョシュア先生はいないな～

「ジョンハン先生しかいないんですね…」

「まーた、そうやってガッカリする」

「ジョシュア先生どこにいるか知らないですか？？」

「知らなーい」

ジョンハン先生が知らないってことはもうどこにいるか分からないな。詰んでる。

「そんなにショボンとしないで、コーヒーでも飲んでいきなよ」

「ありがとうございます
はぁ。先生と写真撮れるかなぁ…」

「大丈夫大丈夫。元気出して」

うん、まだ半日あるから大丈夫だよね！