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店の外で空き瓶を箱に詰めていると、裏口が開いた。出てきたのはジフンさん。
「手伝う。今店暇で手空いてるから」
「大丈夫です。それほど量多くないしわたし一人で」
ヨイショと持ち上げた空き瓶は箱の中でガチャガチャと揺れた
「そんな重いもの持たなくていいから。貸せって」
「あっ、」
わたしの前に回り込んで箱をつかんだジフンさんを振り払うように体を背けた。 勢いよく箱から飛び出た数本の空き瓶がコンクリートの上で大きな音を立てながら無残に割れていく
「…ごめんなさい。箒取ってきます」
箱を下ろしてジフンさんの方を見ずに背中を向ける。いくらなんでもお店に迷惑を掛けるのはだめだ、とぎゅっと目を瞑った。
「待てっ、」
ぎゅっと握られた腕は勢いよくそのまま後ろに引かれた。
「血が、」
「え？」
掴まれた腕を見れば、破片が飛び散ったのか腕には一本の赤い筋。意識すれば段々と痛みを感じる。
「俺が片付けるからお前中入れ。救急箱取ってくるから」
「救急箱の場所教えてくれれば自分で、」
「だめだ。俺がやるから傷口念のため洗って待ってろ」
「そこまでお世話にならなくてもっ」
「A」
力強い視線に言葉が詰まる。いつもここで流されてしまうからわたしはだめなんだ。
「…スンチョルさんに場所聞いてきます。すみません、片付けお願いします」
それ以降のジフンさんの言葉が聞こえないようにすぐに店の中に入る。スンチョルさんに場所を聞けば過剰なほど心配されて緊張していたからだが少し緩んだ。
「俺がやろうか？」
「大丈夫です、自分でできます」
笑って見せれば、ヘマしたら頼みに来いよ〜〜なんて言われる。
大きめのガーゼにサージカルテープを貼り付けて救急箱を片付けると、ボヒョクくんにネット包帯を渡される。
「いいよ、どうせあと少しで上がりの時間だし。ありがとう」
「彼氏さんきてるよ。表」
「えっ？ジスが？」
なぜか不機嫌そうなボヒョクくんに腕を引かれて表に出る。席に座ってこちらに気づいたジスが手を振った。その後ろにはスニョンとウォヌくんも座っていた。
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ちあき(プロフ) - はじめまして。とてもいいお話でおもしろいので、更新楽しみに待っています！ぜひとも素敵なエンディングまで続けていただきたいです！がんばってください応援してます！ (2018年3月7日 4時) (
レス) id: cf8cfd7e27 (このIDを非表示/違反報告)
うるるん♪(プロフ) - はじめまして。是非とも続きが読みたいです！とても面白いので、ここで停止されてしまうのは、非常にもったいないというか、残念です。お願いします!!! (2016年8月9日 11時) (携帯から) (レス) id: d51b889971 (このIDを非表示/違反報告)
ちみん(プロフ) - mmaiさん» 初めましてこんにちは！コメントありがとうございます！仲を引き裂いてばっかりもうしわけないですごめんなさい;;;こちらこそ、これからも宜しくお願いします^^ (2016年3月2日 23時) (レス) id: 5e2f3e26de (このIDを非表示/違反報告)
mmai(プロフ) - ちみんさんこんにちは！初コメです。毎回ジス君との仲を引き裂くようなことが起きてばっかりでいつも焦ったく読んでいます(笑 これからも楽しみにお話の更新待ってます^^ (2016年3月2日 10時) (レス) id: f39348086c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちみん | 作成日時：2016年3月2日 6時
