ヒソカレ (ページ41)

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教室に戻り部屋の割り当てを決める輪の中にはいる。

ユ「Aはミンギュと同じ休憩でいいよね」

主「へ、うんありがとう」

反応が悪いと思ったのか一瞬に首を傾げるも話し合いに忙しいユナは特になにも聞いてこなかった。

しばらくするとどこに行っていたのかミンギュが戻ってきた。

一瞬目が合ったもののそらされて、小さな針が刺さったみたいに胸が痛んだ。

それから授業は終わり、ばたばたと帰りの支度がされる中ミンギュは一番に出ていってしまった。

私の私物を片付け、あとを追うように学校を出る。

帰り道の途中の公園を覗いてみたものの、ミンギュの姿はなかった。

ひとりで帰るのって寂しいんだな。

私がジョンハンに呼ばれてる間、ミンギュもこんな気持ちだったのかな。

隣にいつもいて、並んで歩いていることが当たり前だった。

近くにいて、それが普通だったから気が付かなかった。

「A！歩くの早いってー！」

聞き慣れた声が後方から聞こえて、肩に腕がかかり姿が見える。

主「なんでいるの」

ジ「一緒に帰ろうと思って」

正直この状況で、あまりジョンハンの相手はしたくない。

主「今日は帰って」

ジ「その様子だとまだミンギュとは話せてないんだ」

主「うるさいな、そう思うならこないでよ」

ジョンハンの腕を払い、歩き出す。

ジ「送ってくよ」

着いてこようとするジョンハンを振りかえって止める。

主「また見られたら誤解させるでしょ。いいから帰って」

ジ「俺には好都合だけど」

主「私は困るの！！」

私はこんなのいつぶりかと思うほどに、声を荒げた。

ジ「ミンギュのことになると必死なんだな」

ジョンハンは一瞬寂しそうな顔をして、いじわるく笑う。

ジ「いいよ。俺勝手についていくから」

主「はあ、もう」」

言い争っていても仕方がないし、あきらめて放っておくことにした。

ジョンハンは、言った通り勝手について来てる。

ジ「なあ、俺にしなよ。俺こんなにもAのこと好きだし、付き合ったら幸せにしてあげる自信あるよ」

主「私はミンギュがいいの」

…というか

私はミンギュじゃないとだめだから。

ミンギュのほうがすきとかそういうんじゃない、ミンギュじゃないと嫌なんだ。

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