ヒソカレ (ページ14)

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ご飯を食べてお風呂に入り、明日の準備をする。

それからミンギュとの約束までにまだ時間があった。

ユ「それで、どうして隠してるの？」

お風呂をでて髪を乾かし終えたユナは、外に出るためにまた着替え始めた私に声をかけた。

主「ああ、うん。少し長くなるけどいい？」

ユ「うん」

主「私とミンギュって、保育園からずっと一緒で、親同士も凄く仲が良いの」

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小学校高学年の時の話。

「ミンギュとAちゃんを同じ中学に行かせましょうよ！」

「ミンギュくんって志望は私立の○×中よね？うちの子には無理じゃない？」

うちの母とミンギュの母がそんなことを話していた。

私は特に行きたい中学もないし、地元の一番近いところに行くつもりだったんだ。

というかその方が楽じゃない、お金もかからないし勉強して入る必要もない。

「Aちゃんだって学年順位結構高かったじゃない？ミンギュだって私立の中学には行きたくて行く訳じゃないの。ほら、うちの父親医者でしょー？頭堅いのよーだから頭いいところに行かせただけで特にミンギュが志望してるわけじゃないのよね」

「あら、そうだったの？けどAにできるかしら」

「大丈夫よ！それにミンギュとAちゃん凄く仲良いじゃない？だからAちゃんが一緒ならミンギュも不安じゃないだろうし、なにより私も安心だわ」

なんて、うちの両親はどっちでも好きにしていいと言ってくれた。

ミンギュに相談したら、勉強して損なことはないから、やるだけやってみる？

そう言ってくれて、ふたりで頑張ろうって。

それから私とミンギュは毎日一緒に勉強した。

その時からだと思う、お互いにそういう感情が芽生えたの。

それで無事、私とミンギュは志望してた私立の中学に合格した。

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