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宿舎が立つ周りの風景は予想以上のものだった。
他の生徒も普段みないような自然に驚き、みんな口々に感想を述べている。
木々が生い茂り、花や草が丁寧に管理されている。
看板が立っていたが、向こうの山道を登ればきれいな湖も見られるらしい。
裏山のほうにも行けるようだが、どうなっているのだろうか。
ジ「A!きれいだな、あとで俺とこの辺散歩しようよ」
隣のクラスの列を抜けたジョンハンが肩に手をかけてきた。
バスの席のまま列をついていたため、目の前にはミンギュがいた。
主「ちょっと、いま点呼とってるじゃん。自分のとこ戻りなよ」
ジ「おれの分はジスに任せてあるから大丈夫だって」
主「そういうことじゃない!はやく戻って」
ミンギュにあまりジョンハンと接近しているとこを見られるのは好ましくない。
ミ「あのさ」
そう思っていたら、前にいたミンギュが振り返りジョンハンに向かって話しかけた。
ミ「戻れよ」
ジ「なに、お前に関係なくない?」
ミ「後ろで騒がれんの邪魔なんだよ。Aだって嫌がってるだろ」
ジ「なんなの?あんた幼馴染なんでしょ?彼氏でもないのに」
ミンギュが何か言いたげな顔をして、唇をかんだ。
私のために我慢してくれていることは十分に分かった。
俺は彼氏だって、言いたくて言えなかったんだって伝わったよ。
主「戻って」
ジ「Aまで冷たいな」
「おいジョンハンお前なに違うクラスに行ってる!はやく戻れ!」
ジ「なんだよバレてやんの。じゃあAまたねー!」
タイミングよく隣のクラスの担任がジョンハンに気付き声をかけてくれた。
変に喧嘩でも起こしたら怖かったから、助かった。
ミンギュの顔を見上げると、まだ、ジョンハンのことをにらみつけていた。
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MIRA:)(プロフ) - とても面白いです!他のヒソカレも待ってます^ ^ (2015年11月16日 22時) (レス) id: 9a4a1478b9 (このIDを非表示/違反報告)
なーさん(プロフ) - うさリラ*結花さん» ご指摘ありがとうございます (2015年11月15日 19時) (レス) id: 31fad909ce (このIDを非表示/違反報告)
なーさん(プロフ) - 気ままな猫丸@鷂の嫁さん» ご指摘ありがとうございます (2015年11月15日 19時) (レス) id: 31fad909ce (このIDを非表示/違反報告)
気ままな猫丸@鷂の嫁(プロフ) - オリフラを外してください (2015年11月15日 17時) (レス) id: 081fbcdde4 (このIDを非表示/違反報告)
うさリラ*結花(プロフ) - 実在する人物を扱う場合はオリジナルフラグを外してくださいね。居候編の方もです。 (2015年11月15日 17時) (レス) id: 128a13bc05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なーさん | 作成日時:2015年11月14日 11時