ハンターで蜘蛛の俺らの主が人外過ぎてツラい【四】 (ページ24)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:22,119 hit

【乱】分からないページ24

明石「は…？何言ってますのん？居場所に予想がつく？それなら何ですぐ言いはってくれんのです…？」

静かに､そう言った明石さん
明石さんのこんな所､初めて見た…

白真「…」

弟さんは何も言わない
いつもと同じ様な顔で明石さんを見てる

明石「…まぁええですわ｡自分､面倒臭いのは苦手ですしな…｡それで…？2人は何処に居るんです…？はよう言ってくれまへん？」

白真「飯食ったらな」

明石さんが何を言っても､ご飯食べたら｡のいってんばり
なにを考えてるんだろ…
主さんも居ないし…折角のお祭りなのに

明石「そんな暇無い言うてるやろ！？」

白真「いいから食え｡食わねぇなら無理矢理にでも食わすぞ」

明石「っ…｡…食べればええんですよね｡2人の場所､教えてくれはるんですよね？！」

白真「おーおー｡教えるだけじゃなく､直接連れてってやるよ」

明石「本当ですね！聞きましたからな！」

そう言うと長机に並べられたご飯を食べ始める明石さん

白真「お前らも食えよ」

乱「え…でも…」

白真「いいから｡大丈夫だから」

一期「…｡分かりました｡ほら､お前達｡早く食べよう」

皆､いち兄の言葉で渋々座って食べ始める
その日のご飯はいつもより何だか美味しくなかった

白真「さて…全員食べ終わったな｡じゃあ明石以外は姉貴が買った浴衣届いてるから着てろよ
俺は明石と話してくる」

それだけ言って明石さんと部屋を出た弟さん
僕らはまた渋々服を着替えた

乱「いち兄…大丈夫なの？」

一期「分からないけれど…｡連れていってくれるって言っていただろう？その言葉を信じよう」

弟さんも一応神の子なんだから…約束､守るよね？
早く着替えた厚と2人で広間に戻ったら綺麗な着物を着た風音様が居た

風音「あら…流石の仕上がりね」

乱「風音様は刀…蛍丸くんと愛染の居場所､知ってるの？」

風音「…えぇ｡多分､だけれども」

厚「何処なんだよ､それ！」

風音「私達が今から行く場所､かしら？」

乱「今から行く場所…？」

風音「すぐに会えるわ｡Aを信じなさい」

乱「主さん…？そう言えば､主さんは何処に！？朝から居ないけど…」

風音「先に行ってるのよ｡色々準備があるから」

乱「本当に大丈夫何だよね…」

風音「えぇ｡Aですもの」

主さんだから…大丈夫…？
信じるしか､無いのかな

分からないよ……