ハンターで蜘蛛の俺らの主が人外過ぎてツラい【四】 (ページ12)

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【秋田】気配り上手ページ12

今日は主君のお買い物のお供です
薬研兄さんと巴形さんも一緒ですよ！

秋田「主君｡今日は何を買うんですか？」

「さぁ……見てみないと何があるか…｡お前たちは行った事があるのか？」

薬研「あぁ…まだマトモだった時にな」

巴形「俺は無いな｡主と同じだ」

「……そうか｡じゃあ今日は秋田と薬研に案内してもらおうかね」

！これは責任重大ですね…！無事終わったら､いち兄達に自慢しましょう！

薬研「そうか｡まぁ期待しといてくれや」

秋田「僕も頑張ります！」

「ふふ｡じゃあまず何処から行く？」

薬研「秋田､どこに行く？」

秋田「うーん…｡あ！お馬さんの櫛が少し壊れそうでした！」

「櫛？あぁ…ブラシか｡じゃあ買っていこう｡よく覚えていたな秋田」

主君はそう言うと頭を撫でてくださいました
少し叩かれるのかと思ってびくってしちゃいましたけど優しく撫でてくれて嬉しかったです！

秋田「えへへ…」

主君の弟君が来てから､主君が何だか他の人間とは違うように思えます｡どうしてでしょうか

薬研「お､大将｡あんなの似合うんじゃねぇか？」

「どれだ？」

薬研兄さんが指したのは綺麗な簪で…

秋田「うわぁ…！きっと主君に似合いますよ！行きましょう！」

主君の手を引いてそのお店に向かうと､お店の方が主君を気に入ったのかお試しにと､髪を結って差していました

巴形「ほう…｡変わったな」

秋田「主君！とってもお似合いですよ！」

「……そうか？」

薬研「ここまでとは思ってなかったな…｡髪を結うだけでこんなにも変わるのか」

薬研兄さんも巴形さんも主君を見て驚いていました

…？何だか､さっきよりも騒がしくなってきましたね…

秋田「あれ？沢山の人が此方を見てますね｡何かあったんでしょうか」

店員「そんなの､このお嬢さんがあんまり綺麗だから目立ってるんだろうよ」

薬研「まぁここ来た時からチラチラとは見られてたな」

「はぁ…｡すまない､これを貰えるか？」

店員「あぁ､はいはい｡ちょっと待っててくれよ…」

主君は簪を買うみたいです｡気に入ったんでしょうか

店員「はい､丁度｡また来てくれよー」

「…お前ら､行くぞ｡何時までも此処にいてもつまらないだろう」

主君､何だか疲れたように見えますね…
でもそんなに疲れる事はしてないですけど…大丈夫でしょうか