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大好きな人が助かったと分かれば、喜びの次にくる感情は、死んでもいいと思っていたことへの怒りで、先程かかってきた電話は早々に終わらせ、地上に戻ってきてから話をすることにした。
その間にも刑事さん達は、陣平くんが伝えた次の爆破場所を共有していて、次への準備をしながら陣平くんの帰りを待っていた。
先程、私に声をかけていた刑事さんに"陣平くんの知り合い"ということを伝えて、ここにいることを許してもらい、
私も一緒に陣平くんの帰りを待っていた。
ゴンドラが下に戻ってくると、陣平くんはゴンドラを降りて、刑事さん達と少し話したあと直ぐにこちらに向かってきた。
「…A、悪かった!ごめん!」
意地っ張りで今までケンカになると、中々謝ってこなかった陣平くんが珍しく思い切り頭を下げていることに少し驚きながらも、私もそう簡単に許す訳にはいかない。
「…バカ!あんな別れ話有り得ない!死ぬ気だったのも許せない!例え、私のことキライになって、別れても、陣平くんはちゃんと生きててよ!!死んで別れるなんて有り得ないから!」
陣平くんのことを思い切り叩きながら思ってることを言っていると、ついさっきまでの緊張の糸が切れたかのように、涙が次から次へと出てくる。
さすがにそれはやめて!と自分に言い聞かせるけれど、意志とは反対に涙は止まってくれず、陣平くんから顔を背ける。
「本当にごめんな。俺が悪かった。Aと別れたいなんて思ったこともねぇし、今も思ってない。これからも俺と一緒にいてくれ。」
私の涙を拭いながらこう言ってくる陣平くん。
「…知らないっ。死んだら許さないし、死のうとするのも許さない。ちゃんと私のところに帰ってきて。あんな別れ話するのも許さない。ちゃんと約束して!」
「あぁ、約束する。ありがとうな、本当に。
あー、俺まっじでAのこと好きだわ!」
そう言って思い切り抱きついてくる陣平くん。
「えっ、ちょっ、え?!」
これには周りからもおぉ!と驚きの声が上がって、さすがに恥ずかしくなって、押したり動いたりしてみるけど、しっかりと鍛えられていてビクともしない。
恥ずかしくてたまらないけれど、こんなこといつも人前じゃ有り得ないから少しだけ嬉しいような気持ちもあって、あとほんの少しだけこの時間を楽しむことにした。
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或 - ふひひひひ…ってにやけてしまうほど作品です!(気持ち悪くてすみません) (2022年5月30日 21時) (レス) @page20 id: 62feb543dd (このIDを非表示/違反報告)
みょん(プロフ) - ヨアさん» わー!コメントありがとうございます!嬉しいです(><)❤︎コナンになったことで事件増えるの面白いですね笑コナンになるタイミングで書かせて頂きたいと思います! (2022年5月14日 15時) (レス) id: 0e3a4d985c (このIDを非表示/違反報告)
ヨア - 更新楽しみにしてました!!リクエストなんですが、新一がコナンになったことでより増えた事件に陣平が疲れて限界来そうな所、夢主ちゃんが陣平を甘やかす(癒す)ようなものが読みたいです。これからも更新楽しみにしてます!! (2022年5月14日 11時) (レス) @page5 id: 3df9c04991 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みょん | 作成日時:2022年5月6日 4時