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気持ちは上手く整理できないし、文字では伝えられない。ぐちゃぐちゃだった言葉達を全て消して、一文だけを送る。
"勝手に別れて勝手に死んだら、ぶっとばす!"
今の私の一番素直な気持ち。
あんな別れ方も、陣平くんが居なくなっちゃうのも絶対に嫌だ。
来ないであろう返信を少し待ちながら、先程おじさんに頼んでいれてもらったラジオで、事件の様子を聴いていると、あっという間に大観覧車があるショッピングモール周辺へと着いた。
スマホの画面には、11:50の表示。
ラジオでは、警視庁に来た爆破予告では、時間は正午。つまりあと10分しかない。
「お願いだから、無事でいてよね」
一人呟いた声は、辺りの音にかき消されて、とにかくショッピングモールの観覧車へと向かって走った。
大観覧車の近くにつくと、警察ぽい人もたくさんいて、近付けなさそうだけど、逃げる人達に紛れて少しずつ観覧車に近づいた。
ここに来るまでも迷惑だと思いつつも、何度か陣平くんへ電話をかけるけれど、勿論出てはくれなかった。
「爆発まであと1分しかありません!松田さんは…!」
観覧車近くの刑事さん達の話し声が聞こえて、恐怖でスマホを落としてしまう。震える手で必死に拾おうとするけれど、なかなか掴めず、しゃがみこんでしまった。
「ばか、ばかばかばか!」
死ぬつもりで観覧車に乗っている陣平くんと、
例え近くに来たからと言って、何も出来ない自分への歯がゆさ。大好きな人さえも支えられない自分の不甲斐なさ。
色んな気持ちが湧き出てきて、噛んだ唇がから血の味がする。
「離れてくださーい!!!」と、警察の方からの声がかかるけれど、動けない私に、刑事さんが声をかけた。
「お願いします、彼を、陣平くんを助けて…!お願いします、助けてください、お願いします…!!」
「松田さんの知り合いなんですか?!」と驚いている刑事さんに縋るけれど、刑事さんもできることは尽くしているのだろう。
あと数秒。なにかまたアクシデントがあって、今度は逆に爆弾を止めてくれたりしないかな、なんてことも考えてしまう。
お願い…
「陣平くんっ…!」
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細かいところが原作と少し違うところもありますが、そこは大目に見て頂けると幸いです。
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或 - ふひひひひ…ってにやけてしまうほど作品です!(気持ち悪くてすみません) (2022年5月30日 21時) (レス) @page20 id: 62feb543dd (このIDを非表示/違反報告)
みょん(プロフ) - ヨアさん» わー!コメントありがとうございます!嬉しいです(><)❤︎コナンになったことで事件増えるの面白いですね笑コナンになるタイミングで書かせて頂きたいと思います! (2022年5月14日 15時) (レス) id: 0e3a4d985c (このIDを非表示/違反報告)
ヨア - 更新楽しみにしてました!!リクエストなんですが、新一がコナンになったことでより増えた事件に陣平が疲れて限界来そうな所、夢主ちゃんが陣平を甘やかす(癒す)ようなものが読みたいです。これからも更新楽しみにしてます!! (2022年5月14日 11時) (レス) @page5 id: 3df9c04991 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みょん | 作成日時:2022年5月6日 4時