【StrayKids】ネッコヤ【短編集】

🦊 ページ40

INside

それから付き合うまでは早かった。
一緒に花火を見たあと、連絡先を交換して夏休みの間ずっとカトクをしていた。
新学期になり、学校でAを見つけさらに仲良くなった。そして高一のクリスマスにAに告白し、今も仲良くやっている。

けれど最近の僕の悩みは彼女のことである。

彼女が人気者すぎてつらい

Aは顔も可愛くて、性格もいいため男女ともに好かれる。
僕と付き合っていることは今となっちゃ有名だが高二の時なんか告白されまくりで超焦った記憶がある。

なんなら今でも隙あらばAを狙ってるやつは多い。

A「ジョンイナ〜？怖い顔してどーしたの？帰ろ〜」

そんな僕の事を知りもせず可愛い可愛いAはもう帰る準備を終えて僕を待ってくれていた。

IN「可愛い...」

ボソッとそう言うとぶわっと顔が赤くなるA。
こんな顔にできるのも彼氏である僕の特権だと思うとニヤケが止まらない。

A「な、何！急に可愛いなんて！照れるじゃん！」

ポカポカと僕を叩くAはまさに小動物。

IN「だって可愛いからね、仕方ないよね」

A「もうっ！そんなことばっか言うなら置いてくから！！」

拗ねて先に行ってしまったAを追いかけて手を繋ぐ。
僕が指を絡めるとぎゅっと繋ぎ返してくる。

いつまでもこの幸せが続けばいいなって思う。

Fin．

愛してるよ🐿→←🦊

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