わたしの声届いてますか？ ２

#7.1 ページ29

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濱ちゃんの意見にみんな従う。


文句言う人は誰一人いなかった。









撮影スタジオへ移動中、


濱ちゃんに私は話しかけられた。






濱「勝手に決めちゃってごめんな？
流星のが撮影しやすいかな、思って」


『ええよ、ありがとう。』




それ以上は話したくなくて

私は駆け足でスタジオへ向かった。








今の私にとっては濱ちゃんや流星は


他のみんなと同じに思えた。







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淳太、神ちゃん、しげの撮影が終わり


次は私と流星の番。






こんなこと言ったらプロ失格やけど


私…うまく笑えるんかな




そんなこと考えていると


左腕を勢いよく引っ張られた。





流「行くで！A！」


『ーッ』





傷のところを捕まれ


痛いのが顔に出てしまったんやな


流星が心配して聞いてくる。




『いきなり引っ張るから
ビックリしたやんかー笑』




なんて笑って答えるけど


衣装に滲む血は誤魔化せない。




流「すんません！
撮影の順番変えてもらってもいいですか？」


カメラマン「はいよー！
それじゃあ先に桐山くんと
濱田くんいっちゃおうかー！」



照濱「「はい！！！」」



流「A、こっち。」





そう言って反対側の腕を捕まれ


隣の会議室へ連れてかれた。









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