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「こんにちは〜」
「らっしゃーせ…うぉ、A」
「久しぶりカゲくん。出産祝いをどうもありがとうございました。」
片手でごめんね、と紙袋を渡すと、いらねぇって言ったのに。とエプロン姿のカゲくんは謙遜する為押し付けた。
「悠一が、任務終わったら集まるって予知に肖っちゃった」
「っふは、そろそろ来るぞ。食ってくか？」
奥の大きな座敷に通してくれるカゲくんは、座布団やブランケットを事細やかに用意してくれる。相変わらず硬派なモテる男だ。
「うん。焼いてくれるの？」
「悠音抱かせてくれたらな」
「勿論だよ〜」
ほら、かっこいいお兄ちゃんだよ悠音〜。と目をぱちくりさせる娘をカゲくんに託すと、大きな手がそっと包んでくれる。
「首座ってるのか」
「うん、もうお座りもできるから大丈夫だよ」
じぃ、と悠音を見つめるカゲくんの手つきは優しくて、大きな手が十分と言っていいほどに丁寧に抱っこしてくれる。
一方悠音は、先程までぐずりかけていたのにカゲくんを見た瞬間目を丸くして、ぱぁっと笑う。私に似てイケメンに目ざとい様だった。
「ぁ！ぅぁ〜…！」
指をくわえていたのに、もうすっかり身をゆだねるモードだ。思わず笑ってしまう。
「ふふ、ごめ、私に似てイケメンに目ざといのかも。」
初めてみるよ、家族以外にこんなに甘えてるの。とけたけた笑ってしまう。
「おー、オメー将来有望だな」
得意気に笑うカゲくんと話していれば、どやどやと見知った顔がお店へ入ってくる。
「お、カゲが赤ちゃん抱いてる」
「え、待ってAちゃんじゃん！！」
「つーことは悠音ちゃん！？！？うわー！！俺初対面なんだけど！！」
「騒ぐなお前ら」
走ってくる出水くん米屋くんを嗜めるのは、荒船くんと村上くんだ。面白い組み合わせだなぁと思いながらも久しぶりのご挨拶を済ませる。
「お前らは自分で焼けよ」
「え、ずるーい、俺らにも焼いてくださいよ」
「悠音の世話してるAの方が先だろ」
エプロンを取っ払ったカゲくんは私の隣に座り、手際よくお好み焼きを作っていく。流石プロだった。何だかんだ言いながらも自分好みに各々焼いていく皆もプロだ。この道何年なのだろう。
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み(プロフ) - おもちさん» 長いお話にも関わらず楽しんで頂けてとっても嬉しいです💕暖かなコメントありがとうございます😍 (2022年7月21日 8時) (
レス) id: aaa9f51a75 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 1杯目から読ませていただいたんですが、めちゃくちゃ好きです、この作品。迅さんパパ最高…！！なんか語彙力低下中ですが本当に好きです！迅さん夫婦、幸せに！ (2022年7月20日 18時) (レス) @page7 id: aefd0777d6 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - 甲賀忍者さん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます！思いついてどうしても言ってほしくて…！！共感頂けたみたいで嬉しいです😍 (2022年6月9日 13時) (レス) id: aaa9f51a75 (このIDを非表示/違反報告)
甲賀忍者(プロフ) - パパのサイドエフェクトがそう言ってるって素敵な台詞！最高です！ (2022年6月7日 21時) (レス) @page34 id: 75f75dc2eb (このIDを非表示/違反報告)
Umi(プロフ) - わかさん» きゃー！！嬉しいですありがとうございますｯｯ！！ぱぱなじんくん大変にツボなのでそう言って頂けてはっぴーです(*^^*)がんばります！ (2021年8月4日 22時) (レス) id: 266bb1a809 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み
| 作成日時：2021年3月26日 13時
