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もぐもぐ、ごっくん。一口大のケーキが口の中へ消え、薄い唇が共に動き喉仏の位置が変わる。
「そうなの？俺って愛されてる感じ？」
「ほんとですよ、無理しないでくださいね」
「えへ、ありがとう」
いつものチョコレートケーキとコーヒーを頼む迅さんに、みんなが心配してました、と結局はおせっかいを焼いてしまった。
お代わりのコーヒーを作りつつ迅さんを見上げると、両手で頬杖をつきへにゃりと笑むせいで、儚い笑顔に胸が締め付けられる。
木目調のチョコレートの様なテーブルに水色の袖が映えて、あぁ、どこにいても迅さんは迅さんなんだなぁ、と何だか不躾なことを考えてしまう。
迅さんが、その水色から逃れる日はあるのだろうか、と本人の意図も知らずに感じてしまって、慌てて首を横に振った。
「お待たせしました。ごゆっくりどうぞ」
「ありがとう」
私が真向いに戻ったことを確認して、一口含み息をついた迅さんは再び玉狛第二のお話へと顔を上げた。
「あの二人できたの？メガネくんだいぶ集中してたんだね」
三雲さんイコールメガネくんらしく、そのまじめな性格は皆承知の上らしい。
「はい、皆さんとっても頑張ってらっしゃるんですね」
お皿をふきながら笑みをおとすと、皆凄いよね、なんて人ごとの様に笑う迅さん。
貴方も十二分に、と言いかけて言葉を迷った。
「迅さんもですよ。…誰よりも沢山頑張る方だと思いますし。無理しすぎちゃ大変です」
「っ…俺は全然だよ、こうして休みまくってるし」
私より働きづめらしいですね？と少し頬を膨らませてみせると、ほんの少し目を見開いた迅さんは、淡く頬を染め笑う。
羞恥を伴う笑みは余り見なくて、なんだか余計に心が擽られた。
「それくらいがちょうどいいと思います。」
今日から週休５日にしますか？と人差し指を立ててみせると、それはそれで自堕落になっちゃうなぁ、と笑われる。
Aちゃん買い被りすぎじゃない？と頬をかく姿は年相応な気がして、少しだけ高鳴る鼓動を隠し、他愛のない話をするのだった。
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ぐりーん@Umi(プロフ) - 黒崎ソラさん» ありがとうございます！頑張らせて頂きます〜！ (2016年9月14日 7時) (
レス) id: 969dfe5434 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎ソラ - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2016年9月12日 4時) (レス) id: b15a705d85 (このIDを非表示/違反報告)
ぐりーん@Umi(プロフ) - 蜜柑雨さん» わぁぁお褒めの言葉ありがとうございます！！更新頑張らせて頂きます♪ (2016年9月11日 11時) (レス) id: 969dfe5434 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑雨(プロフ) - とっても面白買ったです！！ほのぼの感が最高です！更新楽しみにしてます！ (2016年9月11日 1時) (レス) id: 94c773db22 (このIDを非表示/違反報告)
ぐりーん@Umi(プロフ) - setunaさん» わわ、勿体無いお言葉を！！嬉しい限りですありがとうございます(*´ω`*) 18歳組可愛いですよね！頑張らせて頂きます♪ (2016年9月10日 22時) (レス) id: 969dfe5434 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み
| 作成日時：2016年8月17日 15時
