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8話 ページ10

Aside



ピンポーン♪




なんだ…こんな朝っぱらから。


及「おはよAちゃん!一緒に学校いこ?」



無言でドアを閉める。

するとドアを閉められないようにつま先を挟んでくる。


及「ちょ、なんで閉め出そうとすんのさ!」


だめだ、本能が危険信号を出している。


岩泉「…おい何やってんだよクソ川」


あれ、岩泉先輩もいたんだ。


「おはようございます。…ところで、どうにかしてくれませんか?この人」


及「俺は一緒に学校行こうって言っただけだけど?!!」


岩「そーゆーことか、すまん桜木。ウチのクソ川が悪かったな。」


岩泉先輩は及川徹(先輩と呼びたくない)の頭をグーで殴った。


岩「まぁ、一緒に行ってやってくれ。俺も行くから。」


面倒だけど、岩泉先輩がいるならいいか。


「いいですよ。行きますか」


及「?!なんで俺とだったら嫌なのに岩ちゃんは即OK?!…まさか、Aちゃん、岩ちゃん狙いか!」


「黙れ及川徹。そしてそのちゃん付けをやめろ。」



何馬鹿なこと言ってんだこの人…



及「なんでフルネーム?!しかも呼び捨て&タメ口って!!」


「だって及川先輩なんて呼びたくない。」


及「君バレー部に入るんだよね?!せめて及川さんにしようか!」



「及川さ……オェッ…すいません本能が拒否しました。」



及「ねぇなんなの岩ちゃんこの後輩!!?」



岩「桜木お前めっちゃ面白いな!絶対バレー部の奴ら気にいるぞ!!」


及「え?!そこ?!面白くないよ全然!」



本当に騒がしい人たちだ。


自分とは正反対だ。


「…わかった。及川''さん''って呼べばいいんだろ。」


及「あ、もうタメ口は直してくれないんだね!」


「自分より上だと思った人以外には使いたくないんです。」


及「なかなか辛口だね…」



そんなことを話しながら歩いていると、あっという間に学校に着いた。





それからは毎日及川さんが朝からうちにやってきて、三人で登校することになったのだった…

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設定タグ:男装 , 及川徹 , ハイキュー   
作品ジャンル:恋愛
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作成日時:2018年11月1日 19時

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