5話 ページ7
及川と岩泉はトイレの前で2人で話していた。
岩「絶対に県優勝して全国行くぞ。」
及「当たり前じゃん。そもそも鈴ヶ峰って今年バレー部ができたんでしょ?」
岩「あまりなめてかかるなバカ。だからこそどんなチームかわからねぇから怖いんだろうが」
及「そーだけどさー…そんなに強いチームには見えないよ?」
まあ俺も岩ちゃんも、そして監督も警戒はしていたが、できて日の浅いチームなので俺らのチームに勝つことはないと思っていた。
今までのプレーを見てても、運良く上がってきたとしか思えなかった。
A「おい」
及「…へ?俺?!」
A「そう。お前だ。」
岩「なんだよクソ川、また恨みでも買ったのか?」
A「勝者は1チームだけだ。つまり、俺たちだけだ。」
及「…はぁ?……勝つのは、俺たちだよ。」
A「寝言は寝ていえバーカ!!俺らの本当の実力も知らねーくせに!」
及「バカって言う方がバカなんだろチビガキ!(←当時中1のため150センチ)まずその金髪何?!ダサいんだけど!!」
A「お前こそ、巷ではクソナルシスト野郎って呼ばれてんぞ!」
及「今それ関係なくない?!」
最後らへんにはみんな集まってきて、冷やかされたなー…
そのあともずっと言い合いをして、結局言い負かされてしまった…泣
岩ちゃんに俺は殴られて、無理矢理コートに連れていかれたんだっけ。
そして、ついに試合が始まった。
その時、俺たちは全員驚愕した。
鈴ヶ峰のスタメンが、昨日の試合までのメンバーと、全く違ったからだ。
そういえば、あの金髪チビも昨日までは出てなかったけど、今日は出てる。
当たり前だが、メンバーが違うと言うことはプレーも全く違う。
昨日までは、まぐれで勝ったようなプレーばかりだったのに、今日は全国レベルの域に達していた。
岩「他の奴らもそうだが、あの金髪セッター…。ただもんじゃない。」
俺たちが絶対全国に行くものだと思っていた。
俺たちは負けてしまった。
そして鈴ヶ峰は、全国優勝を果たした。
その因縁の相手が、同じ学校にいる。
これはもう…
バレー部に入ってもらうしかない!!!
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作成日時:2018年11月1日 19時