寂しい ページ34
私は...
「大丈夫....じゃ、ないです...っ」
自然と涙が溢れていた。
「.....」
ごめんねっ...ごめんっレイ...
私が泣くことで、レイにそんな困ったような顔をさせたいわけじゃないんだよ...っ
しかし、私の涙は止まらない。
「レイが...決めたことだからっ...私はもちろん応援したい...っ.....でもっ、でも...っ」
レイが遠くに行っちゃうなんて
「寂しい.....っ」
「っ.......」
ついに抑えきれなかった思いを口に出してしまった。
「寂しい...寂しい......けどっ......」
すーはーすーはーと、深呼吸をして気持ちを落ち着かせてから、私は言葉を紡ぐ。
「レイがした、その大きな決断は...レイにとってとても大切なこと。」
そう、私がレイの邪魔なんてしちゃいけない。
「生徒たちのため...だけじゃなくて、レイのためにも、外の世界で...本当に、頑張っていってほしい。」
「A....」
レイ、私たちは離れていても
「ずっと、応援するから。」
ずっと友達だからね！！
すると
「A.....、本当に、ありがとう...。」
と、少し涙を浮かべながら、私の大好きな柔らかな笑顔でレイはそう言った。
「頑張ってね。」
あー、この可愛い笑顔を見ることができなくなるのか....
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主人公があげたアリス石は
一つ目はペルソナが学生の時
二つ目はのばらにあげた時
三つ目は棗の炎から身を守る時
になくなりました。
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作者名：かな | 作成日時：2021年1月25日 19時
