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理由 ページ30
「それにより、それまであった、私の中の黒い闇が取り払われたような感覚を受け...
そこから、たびたび私が今までやってきたことを疑問に思うようになりました。」
はー...でも私まったくそんなレイの変化に気がつかなかったな...
「そして私が裏切りを決断した時がありました。
一つ目は、前回の初校長の襲撃の時...」
あ、私にとってはＺの侵入者たちを頑張って追い返した日のほうがしっくりくるかな。
「Aさんが安積さんにより行平先生を完治し、私に、先生に謝罪する機会を与えてくれた時...
私ははっきりと、自分のしてきた過ちに気がつきました。」
はー、あの時にそんなことがレイの中で起こっていたとは...
「二つ目は、その後にあった、初校長のAさんに対する発言....」
ん？私？
「それを聞き、初校長に対してハッキリとした怒りを感じた時です。その時に、もう私に初校長への敬いの心がないことに気がつきました。」
多分悪口だよね。
でもきっかけに私のことが入ってるなんて....
初校長には悪いけれど、レイの人生に影響を与えた人物みたいで、なんだか嬉しいな。
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作者名：かな | 作成日時：2021年1月25日 19時
