レイからのお誘い ページ3
ニューイヤーコンサート前日。
「A」
「あ、レイ。なんだか久しぶりだね。」
移動中、レイとばったり出会った。
「あぁ、そうだな。突然なんだが、俺とお茶でもしないか？」
「お茶？」
レイが？お茶？
.........
「珍しいね。でもいいねお茶するの。教師になってから初めてじゃない？」
学生時代はお茶というよりお菓子を食べる会だった気がするけど。
「確かにそうだな。......行平先生が回復したから、お茶をして今まで頑張ってくれていたAに、ゆっくりしてもらいたいんだ。」
「えぇ！本当！？」
なんて優しいのレイ...その気持ち、しかと受け取ります。
「私のために考えてくれてありがとう。ちなみにどこでお茶するの？」
「俺の部屋だ。俺が全部準備をするから、Aはただ来てくれるだけでいい。」
「え、私も手伝うよ？」
「いや、いい。すべて俺がするからAは来てくれるだけでいい。」
「え、いいの？」
「あぁ。」
「そっかー、なら楽しみにしておくね。」
「あぁ。時間は......少し遅いが、午後の８時に来てほしい。食後のお茶を用意しておく。」
結構遅いのね。ぜんぜんいいけど。
「わかった。じゃあまた。」
「あぁ。」
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作者名：かな | 作成日時：2021年1月25日 19時
