は...？ 棗視点 ページ11
「今まで、すまなかった。」
「！？っ…」
は...？
ペルソナが初校長を裏切ったってのは本当だったのか...？
それに、今...俺に謝った...？
「？っ」
ルカたちも困惑している。
ペルソナが初校長を裏切って.....さっきのは、俺たちを助けたのか？
「……………私のおかした数々の過ちが、この先許される事はないとしても………」
「ぐっ…！」
ペルソナのアリスが初校長を襲う。
「この行為がどれだけ身勝手に映り、信用ならないものだとしても……
私が貴方に止めをさし、すべてを終わらせる…！！」
「…っ」
勝手なこと言ってんじゃねーよ…！！
初校長を、地獄にたたき落とすのは俺だ！！
「っぁ…」
身体中が痛み、悲鳴を上げる。
その時
キギー…ガガガ……ッ
スピーカーが鳴った。
『目を覚ませ…っ！！』
「！」
この声はレオの…！！
『初校長なんかに…っ、いつまで自分のアリス好き勝手させとくつもりだ！！大事なアリスを他人の手アカで汚させたままで……いい加減おかしいことに気付け！断ち切れ！』
「う…」
「初校長！吸魂のアリスで操られた者たちが意識を…うわぁ！！」
ペルソナのアリスが風紀隊を襲った。
『そんなバカな状況から抜け出せ！心を強くもって自分の足で立て！他人の目を通してじゃなく自分の目で、もっと自分の力と向き合え！自力ではい出してこい！
お前等の大事なアリスはあんなバカヤロウの手足になって朽ちてくためにあるもんじゃねえだろ！！自分の心でみがいて、自分だけの光を発するために生きてるんだろ！
負けるな！力をふりしぼれ！自分を信じろ！！』
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作者名：かな | 作成日時：2021年1月25日 19時
