当たり障りのない子 ページ33
「おーっと、紙を見た瞬間、走者一斉に固まってしまいましたあ！
この競技、毎年恒例の光景です！！」
え、どうしよ。
パッと浮かんだのはさっきの乃木くんだけど……
いや、でも素直にやっちまったら教師生命絶たれる。
誰か、誰か当たり障りのない感じの子で…
ぐるっと一回りしてふと目に留まったのは
「殿内くん！！」
「えっ俺！？」
私は殿内くんを引っ張り出してゴールに向かう。
そして
『好みの美少年』
と、かかれた花火がうちあがる。
判定は微妙だった。
「えぇっ…先生俺のことそんな目で見てたわけ？」
「見てないよ！！」
悲しいことに誤解を与えてしまう結果となってしまった。
あとまぁ判定については…他の人も同じだろうしいいかな。
この競技でドンピシャの『可』が出る人なんていないはず……
と、思っていました。
「おおーっと、中等部の草巳君！！何とオーダーは定番人気キーワード『好きな人』！！
…判定でましたー！！『可』です！！」
え。
「草巳君、正真正銘全校生徒の前で愛の告白成立です！！」
えぇぇぇええーっ！！！
可！？しかもお題が『好きな人』で！！？
えぇー……しかも白組じゃん。
ふー…こりゃ紅組ヤバめかもね。
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まなかん(プロフ) - 結さん» コメントありがとうございます！！これからも読んでいただけると嬉しいです！！ (2021年1月15日 17時) (
レス) id: c33685e6ca (このIDを非表示/違反報告)
結 - はじめまして！このシリーズ好きです！！ (2021年1月14日 10時) (レス) id: 394c2cedf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かな | 作成日時：2021年1月11日 14時
