じんじん。おまけ(ybxym)

『好き好き好きだ。』（arxcn）　＝震える右手・１＝　〜大貴サイド〜 ページ21

俺の友達、涼介は歴史の先生の係りだ。

歴史資料を使う時、資料室に取りに行かないといけない。

いつもは手伝ってたんだけどー・・最近いいって言われる。

んで、涼介は休み時間ギリッギリで資料を持って

戻って来たりすんだー。


まったくもって、涼介は歴史好きなんだなっ。

きっと、たくさんの資料に目を通してんのかも＿＿

涼介、勉強家だっっ。。



んでー・・俺、有岡大貴は〜

何係りだと思お？



＿＿ふ・ふ・ふーっ。

なんと〜現文の先生の係りで〜〜〜す!!



そう!!あのっ、あの知念先生の係り〜〜♡♡

２年になってさ、や〜っと現文が知念先生になったんだよ〜。



やった〜〜♪♪うっふふ〜〜ん♪

だから俺さー、ちょー気合い込めたよねっ。

係り決めん時、ソッコーで手上げたんよっ。



クラスのやつらゼーインに『うるせぇ〜ぃっ。』って

言われるほど、『はいっ。』言ったんだ。

１００万回言ったっ。(それはオーバー、てへへ。)


んで、俺に決まって一安心だったんだけどさ〜

・・あんまりさー係りの仕事ないんだよねぇ〜・・。


だってさ〜知念先生ってば、健気だから

自分でやっちゃうんだよねぇぇ〜。

はぁぁー・・俺に頼ってほしいのになぁ。

ちぇっ。ちぇっ。

年下でまた頼りないトコあんかもだけどっ。。

でも＿＿俺、有岡大貴は

頼りになる男になる予定だ。絶賛成長中だぜぇぃっ！！



く・ふ・ふ〜〜。次の授業は、現文だぁ〜♡

ニマニマ、ニヤニヤしてる俺の耳に・・校内アナウンス＿＿＿。


前の席の涼介がくるりとこちらを向いて

「ね、大ちゃん。
　知念先生呼んでるね、めずらしー。」


「おうっ！わぁ〜なんだろ♪
　もぉ〜知念先生ってば〜〜もぉ〜
　俺、照れるよぉ〜。みんなの前で〜♡」


「いやいや、大ちゃん、ちがうちがう。
　係りのお仕事だってば、落ち着いてっ。」


「もぉ〜〜っ。知念せんせぇ〜ってばっ♡
　可愛いんだから〜。俺照れるよぉ〜♪」


「大ちゃ〜〜ん！落ち着いて、
　意味わかんないから。先走ってる。
　落ち着いて、落ち着いて。ほら大ちゃん
　深呼吸、深呼吸。すーはー。ほら、はいっ。」


「す〜〜〜はぁ〜〜。す〜〜＿＿＿＿
　はぁ〜〜〜。知念せんせぇ〜〜〜ぃぃ♡」


「もぉ〜大ちゃんうるさいっっ！！
　落ち着かないと、カッコ悪いよっ。」


「あっ！！そっか、そーだね、落ち着きだっ。
　クールにクールにっ。落ち着いた大人の男ッ!!」

＝震える右手・２＝→←ありがちょーのごあいさつ

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