=好きだった・10= ページ10
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カーテン越しに人の気配を感じて
ふと目を開けた・・。
「ん。。んっ〜〜っと・・今何時・・?」
伸びをしながら、もっそりと起き上がり
上履きを履き、カーテンを開けながら
「んーっと・・いのちゃん先生ありがとー
・・ところで今なんじ〜ぃ?」
そう言って窓辺のデスクを視線を向け
「・・いのちゃ。ん・・せんせぃ?」
デスクの椅子がクルリとこちらを向いた____。
「___っっ。。に、にいちゃ・・」
「よっ、涼介。今、伊野尾先生は職員室に
行ってんぞ。んで__鍵閉めないで行くから
ここに居てって言われたんだけど・・なに?
涼介は特別扱いなのか?・・なぁ。」
「え。・・ち、ちがぅっ。」
「くくっ__。お前よく保健室来んだってな・・
何だよ、ガキの頃からの虚弱体質治ってねぇーんだな。」
「べ、別にいいでしょっ。
もう教室に戻るから__いのちゃん先生に
ありがとうって伝えておいて。・・じゃ。」
兄ちゃんの横を、スルリとすり抜け
おれは急いで出口を・・
出口を目指したのに_____。
椅子に座ったままの兄ちゃんの長い手が
おれの手首をぎゅっと掴む。
「涼介、待ってって__。
っんだよ、せっかく久し振りに逢ったのに・・
この前も今もさ・・冷てぇーな。・・な、どーした?」
「__ど、どうした・・?
どうしたって__こっちが聞きたいよ。
急に帰って来て、そんな__どうしてっ
よくそんな___」
「・・よく、そんな?・・何、涼介。」
そうおれに問い掛け、手首を強く掴んだまま
兄ちゃんは椅子からギシリと立ち上がる。
「何だよ、なぁ。」
おれは手を解こうとしながら
「離して、手。・・離してよ__っ」
「何だよ、涼介・・
よく、そんな・・何?」
「も、もういいから__離してっ__」
「答えろって__なぁ、涼介・・」
低い声で言った兄ちゃんが
おれの手を、グンッと引き寄せた。
「やっ___」
強い力によろけて__
何故だか、どうしてか・・
兄ちゃんの腕の中に倒れ込んでしまう。
そう、されたかったって。
こうして、欲しかったって。見透かされたようだ。
だめだ。だめだ。だめ。
___気持ちわりぃ___は、6文字。
「・・やだぁ___っ」
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あひる☆(プロフ) - 白米苺さん» はい!!ありがとーござぃやすー。がんばりますよぅぅ〜(ё)がぁがぁ (2018年9月7日 17時) (レス) id: daf5fa2131 (このIDを非表示/違反報告)
白米苺(プロフ) - あひる☆さん» 私もお返事が来て嬉しいよぉ〜〜!!無理しないように頑張ってくださいっ☆ (2018年9月5日 17時) (レス) id: b21025aefe (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - 白米苺さん» 白米苺しゃまだ〜(*´▽`*)〜♪うふふーまた来てくれてんだぁ〜嬉しいですー。おお!面白い設定っていってくれたっ!!んっでもって病みつきだってぇぇ〜(ノД`)・゜・。うでしー。がんばるぞぉぉ〜!! (2018年9月5日 16時) (レス) id: f7cc0dc41c (このIDを非表示/違反報告)
白米苺(プロフ) - あひるさぁん!お久しぶりです!今回のお話も面白い設定で、病みつきです!!更新頑張ってください(^^) (2018年9月4日 22時) (レス) id: b21025aefe (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - わかねこしゃま〜♪お話しを汲み取ってくれてるーーーぅ(●^o^●)うれしぃぃー。がんばるぞぉ〜〜!! (2018年9月4日 17時) (レス) id: 9d3affb617 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あひる☆ | 作成日時:2018年9月1日 19時