=好きだった・23= ページ23
「ああ、そうだ涼介__
俺達はすれ違っていたんだよ。素直にさ・・
素直に認めて、好きって思っていれば
こんなに胸がじんじんっと痛んで__」
「じ・んじん・・。」
「涙をボタボタ零す事もなかったんだ。」
「ぼたぼ。たぁ・・。」
兄ちゃんが優しい笑顔で、目をなくして微笑んで
おれのホッペ・・撫でる。
そいでね、そいで・・優しい声で言うの。
「涙でお前の頬を濡らしちまって___
いままで悲しい思いさせて・・ごめん。
なぁ涼介、ごめんな。」
「ん。・・んーん。・・にぃちゃ・・う゛ー」
「泣くなよ、涼介。」
「んぅっ・・んー・・ひぅっ。。」
泣き止んで笑って、兄ちゃんって呼びたいのに
涙がとまんなぃのー。
「んぅー・・にぃちゃぁー・・」
「りょーすけ。」
そっと触れる。そっと___
兄ちゃんの指が、おれのホッペに触れて
さわさわー。って・・
優しく優しくなでなでするの。
ポタポタ零れる涙が兄ちゃんの長い指に
しとしと吸い込まれていく。
兄ちゃんがおれを壊れてしまわないように
優しく優しく撫でるの。
ホッペ。お鼻。おでこ。頭のてっぺん。
耳ー。
「んぅ。。にいちゃ・・くすぐっ・たぃぃ・・。」
「ふふふ・・。な、涼介__俺さ。」
「ぅん?」
「俺さ__
新学期始まる前に・・一度実家来てんだよ。」
「ん。」
「でさ〜〜。そん時、涼介の事見掛けてさ〜。」
「みかけ・た?」
「ああ。で、俺は__ショタコンでもそーゆー嗜好でも
何でもなくって、ああ〜〜俺は涼介が好きなんだっ。
そーなんだっ。って確信したんだよ。ちょーっ。」
「すぅ・きぃ・・?」
「ああ、そう、好きっ!」
「おとぅと・・として・?」
「ちげぇ〜〜っって!!」
そう言って兄ちゃんが、おれのお風呂でぽかぽかの
手首を引き寄せて___
「はぅっー。」
おれは、そうされたかったって、こうして欲しかったって
兄ちゃんの腕の中に抱き締められる。
「にぃちゃ・ん。。」
兄ちゃんが優しく抱きしめ
耳元で囁くの。
「マジ保健室でビビッた_____。」
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あひる☆(プロフ) - 白米苺さん» はい!!ありがとーござぃやすー。がんばりますよぅぅ〜(ё)がぁがぁ (2018年9月7日 17時) (レス) id: daf5fa2131 (このIDを非表示/違反報告)
白米苺(プロフ) - あひる☆さん» 私もお返事が来て嬉しいよぉ〜〜!!無理しないように頑張ってくださいっ☆ (2018年9月5日 17時) (レス) id: b21025aefe (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - 白米苺さん» 白米苺しゃまだ〜(*´▽`*)〜♪うふふーまた来てくれてんだぁ〜嬉しいですー。おお!面白い設定っていってくれたっ!!んっでもって病みつきだってぇぇ〜(ノД`)・゜・。うでしー。がんばるぞぉぉ〜!! (2018年9月5日 16時) (レス) id: f7cc0dc41c (このIDを非表示/違反報告)
白米苺(プロフ) - あひるさぁん!お久しぶりです!今回のお話も面白い設定で、病みつきです!!更新頑張ってください(^^) (2018年9月4日 22時) (レス) id: b21025aefe (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - わかねこしゃま〜♪お話しを汲み取ってくれてるーーーぅ(●^o^●)うれしぃぃー。がんばるぞぉ〜〜!! (2018年9月4日 17時) (レス) id: 9d3affb617 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あひる☆ | 作成日時:2018年9月1日 19時