=好きだった・21= ページ21
「__目合わすこと出来た・ね。
よく__よくあんな6文字・・。」
「6文字・・・?」
「そう。言ったでしょ、体育館で・・6文字。
“ひさしぶりだ。”そう言った___あの時
中2のリビングでだって言ったんだ。6文字・・
“気持ちわりぃ”って言った。」
「涼介__っ。」
「言ったの__言ってた。
・・ね、それとも体育館の6文字も・・
“気持ち悪い”だった__?」
ボタボタと涙を零して
愕然とした瞳で、兄ちゃんを見つめた。
胸がじんじん。っと痛くて、苦しくて
もう倒れてしまいそうだ。
「にぃちゃ・・」
「・・・。」
兄ちゃんは真面目な顔してたのに
急に目をなくしフッと笑った。
笑った____?
「にぃちゃ・ん・・?」
兄ちゃんは目をなくし笑ったまま話し出す
「お前、何言ってんだよ。
勘違いしてる、勘違いしてんだっ。」
「かんちがぃ・・?」
「ああ。そーだ、勘違いっ。__分かった
俺、思い出した。」
「おもぃだし・・た・・。」
「ああ。思い出したよ。あの時の事__
俺は・・中2の俺は、冷たい顔してねぇし
拒絶した訳でも、“気持ち悪い”なんて
6文字も言ってねぇ。」
「言って・・なぃ。」
「言ってないんだ。
俺はあん時さ____って、まぁいいや。
それの誤解解くのも大切だけど・・その前に
涼介、風邪引く。ほら、俺んち来いっ。」
「ちょっ___」
有無も言わさず兄ちゃんちに
グイグイ手を引かれ連れて行かれた。
すぐに風呂入れって、長袖のTシャツとスエット
渡された・・・。
________________
シャワーを浴びて
そぅーっと、リビングのドアを開けると
キッチンで兄ちゃんが
「おお、出てきたか。
誰も居ねーから遠慮すんな。
ほれ、ソファ座れ。」
「ぁ。・・ぅん。」
ポスンっとソファに座ると
キッチンからマグを持って兄ちゃんが
近付いて
「ほら、温かい紅茶・・飲め。」
「ぁ。・・ぅん、ありがと・・。」
両手で受け取り、ふぅふぅ。してコクリっと飲んだ。
温かくてふっと、肩の力が・・抜ける。
でも、それを見届けた兄ちゃんが
バフッておれの隣に座るの・・。
きゅ。。ってきんちょーする。
「なぁ、涼介__いいか、
俺はあん時、中2のあの時__ここに居た。
ここでクラスの女子と一緒に居て・・
んで、その女子に迫られて____」
「やめてっ___いいっ。聞きたくないっ。」
454人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あひる☆(プロフ) - 白米苺さん» はい!!ありがとーござぃやすー。がんばりますよぅぅ〜(ё)がぁがぁ (2018年9月7日 17時) (レス) id: daf5fa2131 (このIDを非表示/違反報告)
白米苺(プロフ) - あひる☆さん» 私もお返事が来て嬉しいよぉ〜〜!!無理しないように頑張ってくださいっ☆ (2018年9月5日 17時) (レス) id: b21025aefe (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - 白米苺さん» 白米苺しゃまだ〜(*´▽`*)〜♪うふふーまた来てくれてんだぁ〜嬉しいですー。おお!面白い設定っていってくれたっ!!んっでもって病みつきだってぇぇ〜(ノД`)・゜・。うでしー。がんばるぞぉぉ〜!! (2018年9月5日 16時) (レス) id: f7cc0dc41c (このIDを非表示/違反報告)
白米苺(プロフ) - あひるさぁん!お久しぶりです!今回のお話も面白い設定で、病みつきです!!更新頑張ってください(^^) (2018年9月4日 22時) (レス) id: b21025aefe (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - わかねこしゃま〜♪お話しを汲み取ってくれてるーーーぅ(●^o^●)うれしぃぃー。がんばるぞぉ〜〜!! (2018年9月4日 17時) (レス) id: 9d3affb617 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あひる☆ | 作成日時:2018年9月1日 19時